今年に入ってから相次ぐ政治家の暴言・失言を受け、自民党が失言防止マニュアルを議員に配布、参院選に向けて引き締めを図っている。そんな中、発言が様々な賛否両論を呼び起こしてきた石原慎太郎元東京都知事を父に持つ石原良純氏と、政治家を退いてからもTwitterで"炎上"を巻き起こしている橋下徹氏が、政治家と言葉の問題について語り合った。
石原:自民党のマニュアルには"異議あり!"なんです。こんな風になってしまって恥ずかしいと思わないのかなと。自分が実現したいことや夢を人に語り、賛同を得て、仲間を増していく。それが本来の政治家のありようだったと思う。僕は政治家の家に生まれ育ったから、そのために自分の時間を削って力を注ぐことの大変さもわかる。だから皆さんよりも、ある意味では"性善説"。だからこそ政治家が一番の武器である言葉を使えないというのは考えられない。政治家の質が下がったのか、それとも僕も含めたメディアが発言を切り取ってしまうのが悪いのか。ちょっと考え直さないといけないと思う。