地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな！！」が、AbemaTV（アべマTV）で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、モデルで女優の黒木ひかり、モデルの久間田琳加、超特急のリョウガが出演。今回の“しくじり先生”は、お笑い芸人の紺野ぶるまだ。
お笑い大会『R-1グランプリ』や『THE W』の決勝進出経験もあり、今年4月にはオードリー・若林似の一般男性と入籍した紺野。順調に人生を歩んでいるかに思えるが、紺野は高校時代「校長先生をおちょくって1日で退学になった」という“しくじり”を犯していた。
真面目な両親に大切に育てられた紺野は、幼少期にピアノ、バレエ、英会話など、複数の習い事をしており、高校は私立の女子校に進学。しかしこの頃、ギャル雑誌『egg』が大流行し、その影響をモロに受けた紺野は派手なギャルに変貌する。
当時の写真を見た若林は「ウシジマくんに出てくるギャル」と表現。172cmという長身にヒールを履き、サングラスをかけていたため、地元では「ピーターさん」と呼ばれていたという。
「制服がかわいい」という理由で高校選びをした紺野は、最初、清楚系を目指していた。しかし「清楚系は容姿に恵まれていないと厳しい」と考え、諦めてギャルに方向転換し、金髪や派手なメイクで盛ることにした。
ギャルになってからは、勉強と部活に意味を見出だせなくなり、遅刻や早退をくり返すなど、素行は悪化。紺野が高校2年生になると学校では「あと1回何かあったら退学だから」と警告された。
高校2年生の冬、いつものように遅刻が確定し、「どうせ間に合わない」と諦めた紺野はおでんを食べながら登校。すると、紺野を要注意人物と見ていた校長が校門で待ち構えていた。
遅刻や態度を注意された紺野は、逆ギレしておでんの汁で校長を囲み、「お前、ここから出るなよ！」と、よくわからない啖呵を切った。この謎の行動に共演者たちからは「なんで出ちゃいけないの？」とツッコミの嵐。
退学までリーチ状態だった紺野は、この事件の翌朝、母親が学校に呼び出され、退学を告げられた。このとき、校長からは「腐ったみかんは周りに悪影響だ」とはっきり言われたという。母親は泣きながら何度も頭を下げて謝罪をしたが、退学は撤回されなかった。
退学後は、母親と絶望的に関係が悪くなり、兄からは「お前は失敗作だ」と罵られ、「俺の両親でもあるから傷つけないでほしい」と言われたという。
紺野は、自身のしくじり経験から「『いつでも辞めてやる！』と言っている人は、辞めた後のことをリアルに考えよう」と訴えていた。番組はAbemaビデオ（期間限定・無料）で視聴可能。
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