地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、黒木ひかり、久間田琳加、超特急のリョウガが出演。今回の“しくじり先生”は、お笑い芸人の紺野ぶるまだ。
問題行動をくり返して高校を中退した後、モデル事務所に入るも、準備金として50万円を請求され、誰でもできるようなアルバイトをさせられるなど、「食い物にされてましたね」と自身の過去を振り返った紺野。
その後、夢も希望もないフリーター生活を送っていたが、テレビで輝く芸人を見て元気になり、「こんな大人になりたい」と思ったという。
番組では、理由もなく高校中退を考えている人に向けて、紺野は「ルールとは私たちを縛るものではなく、物事の良し悪しを判断するための基準である」と持論を展開。守られているときほど不平不満を言いたくなるが、「私は高校を中退して、めちゃくちゃ後悔しています」と熱弁した。
校長に母親が呼び出され、中退を告げられたとき、紺野は生まれて初めて母が泣いているのを見たという。帰宅してから母に「どうしたら更生してくれるの?」と聞かれ、さらに「この退学で更生してくれなかったら、そのときは一緒に死のう」とまで言われた。
「未だに、高校で楽しく勉強をしてる夢を見る」と声を震わせながら明かした紺野。「不平不満を言うのもまた青春。それさえも辞めてしまうと取り返せない」と、後悔を強く訴えた。
紺野は今年の春に一般男性と入籍したが、その報告を母にしたときは、高校退学以来見ていなかった涙を流して「ありがとうございます。よろしくお願いします」と、夫に頭を下げていたという。
最後に紺野は、母に向けて「お母さん、当時は本当にすみませんでした。そして、たくさんありがとうございました」と感謝を述べ、授業を締めくくった。