グラビアタレント兼プロレスラーとして活躍中の白川未奈が、6月13日開催のベストボディジャパンプロレス(新宿FACE)に参戦する。東京女子プロレスにレギュラー参戦している白川だが、このベストボディジャパンプロレスはデビューしたリング。昨年8月の旗揚げ戦から欠かさず出場している。
今回はタッグマッチで、進垣リナと組んでチェリー&竹林早苗と対戦。「強い先輩から取りたい」と、白川はチェリーからの勝利を狙っているという。両者は昨年10月にベストボディジャパンプロレスのリングで対戦。豊富なキャリアを誇るチェリーが、デビュー間もない白川にサソリ固めで圧勝している。
「前回はまったく余裕がなくて、とにかく攻められて苦しかった記憶しかないです」
しかし、それから8カ月が経過し、白川は大きく成長している。シングルマッチ初勝利も経験。そのことで「自分がやっていることに自信が持てました」と言う。日々のスケジュールの中でも最重要事項がプロレス。練習に割く時間も増えている。道場での練習、ウェイトトレーニングに加えてブラジリアン柔術の出稽古も。試合ではグラウンドで鮮やかな動きを見せることが多くなってきた。
「柔術の動きはプロレスにはなかなかないものなので、グラウンドで自分のペースにしやすくなりました。そうなると、そのあとの展開でも有利になってきますね」
柔術は相手の道着を掴むため前腕の筋肉が発達。そのことがプロレスにも活かされているという。道場でのスパーリングでも、レスリングのスピードが上がったと言われているそうだ。白川は世間一般が想像するような「グラドルがプロレスに挑戦」のイメージを遥かに超えるレベルでプロレスに取り組んでいると言っていい。打倒チェリーは成長の証明にもなる。
「一番成長したのは気持ちの部分。それだけじゃなく体も大きくなったし、技も増えました。前回とは違う試合ができる自信があります」
2AW所属の進垣とは初タッグ。普段は活動の場が違うだけに「盗めるものがありそう」とも。また進垣も柔術を学んでおり、試合だけでなく組むこと自体が白川にとってプラスになりそうだ。東京女子プロレスのトーナメントでは1回戦で優勝候補の坂崎ユカに敗れた白川だが、向上心はまったく衰えていない。
「チェリーさんには強くなった私にビックリしてもらって、勝っちゃおうかなと思ってます」
そう言えるだけのことをやってきたという自信が、今の白川にはあるということだ。
文・橋本宗洋
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