先週金曜日に保釈された田口淳之介被告。その際の"土下座謝罪"の様子が賛否を呼ぶ中、11日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した元大王製紙社長の井川意高氏が、社会や報道のあり方に違和感を示した。
 田口被告、そして小嶺被告ともかねてから親交があったという井川氏は「事件自体は大変残念なことだし、法律違反だ。ただ、いろんなことが社会やマスコミも厳しすぎるかなと思っている。殺人や放火、窃盗などは法律用語で"自然犯"といって、法律ができる以前から人間が道徳的に悪いことだと考えていた罪。一方、大麻のような薬物事犯やスピード違反は後に法律で悪いことだと決めた罪。世界的に見れば大麻が解禁されている国もあれば、お酒を飲んではいけない国もあるし、日本でも100kmのスピード制限が120kmに変更された区間もある。いわば規制を破ってしまったことに対して、まるで人間的に間違っているんだというのはどうか」と指摘。