22日、「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」のスペシャルマッチで元ボクシング世界三階級王者の亀田興毅と対戦する那須川天心。那須川はRIZINでの試合を終えたばかりでハードスケジュールの中、ボクシングでの闘いとなる亀田戦に何を見出そうとしているのか。独占インタビューを行なった。(聞き手・橋本宗洋)
―― 6月2日のRIZINが終わって、いよいよ亀田戦モードという感じですか。
「まだちょっと切り替わってないかもしれないですね(取材は6月6日)。毎日、取材とか撮影があって。そろそろやっていかないとなっていう感じですね」
――今回の対戦が決まった時の心境は?
「一般の人向けの組み合わせだなと思いましたし、いろいろバズるんじゃないかなと。歴史を残せるカードですよね」
――逆にコアなファンからの「どんな意味があるんだ」といった批判は気になりますか?
「マニアの人たちも重要なんですけど、一般の人たちにアピールしないと格闘技が盛り上がらない。まず知ってもらうことが大事だと思います。知ってもらって、そこから自分の試合を見てもらえれば、必ず興味を持ってもらえると思ってるので」
――亀田選手のイメージはいかがですか。那須川選手の世代だと「子供の頃に見ていた」みたいな感じですか。
「見てましたね。ケンカとかしてましたよね」
――会見とかで(笑)。
「ボクシング、格闘技をずっと盛り上げてきた人ですよね」
――亀田さんへの対策のほうはいかがですか?
「今現在の亀田選手の強さ、コンディションが全く未知数だし、情報がないんですよね。対策するのがいいのか悪いのかっていうところもあって。未知数なところがあるからこそ、実際に闘ってみたらいいパフォーマンスにつながることもあると思うので。その部分の感性を大事にしたいですね」
――あまり全盛期のイメージにとらわれてもいけないと。
「もう時間もないですし、自分を高めていくのがいいのかなと。半年くらいかけて準備できるなら別ですけど」
――相手に関しては「分からない」としか言いようがないと。
「そうですね。やりながら対応していく力はあると思うので。経験値もありますし。アマチュア含めたら200戦以上やってるので。そこは大丈夫じゃないかという自信は持っています」
(C)AbemaTV