2日、「旅館の清掃係からのお願い」としてツイッターに投稿されたつぶやきが話題を呼んでいる。投稿主の説明によると、布団に挟まった忘れ物チェックや畳み直しによる二度手間を防ぐための要望だという。
16日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』では、そうした親切心が逆効果になる“ありがた迷惑”を検証。私たちが日ごろ利用する美容院やクリーニング店、居酒屋などを取材し、“ありがた迷惑”あるあるをリサーチした。
まず、他の旅館では今回のつぶやきをどのように受け止めているのか。電話取材に応じたホテル江戸屋の清掃係の女性は「別に嬉しいとは思わない」と答えると「余計なことするなって言いたくなる」と本音を明かした。さらに1カ所に複数組の布団を畳んで重ねる宿泊客がいることについては「1枚ずつ広げてセットするように置かなきゃならないので面倒くさい」と続けた。
良かれと思ってしていることが、じつは「迷惑」だった。そんなことは他にもあった。東京都品川区にある戸越銀座商店街にある美容室の店長は、「カット中に切りやすいように頭を傾ける」「シャンプーの際に頭を上げる」などの例を挙げると、頭を傾ければ左右対称に切りにくくなり、頭を上げると襟元に水が浸入しやすくなると指摘。さらにそうした“ありがた迷惑”によって「店側の気遣いが増える」と本音を漏らした。
同商店街にあるクリーニング店では、「ボタンを丁寧につけずに、全て外して持ってきてほしい」と訴えた。その理由については「結局すべて外して広げるから」というものだが、とくに袖のボタンを留めると、機械に入れた際に外れてしまう可能性があるとのことだった。
リサイクルショップにも“ありがた迷惑”は存在した。買取を希望する食器類を持ち込む際に「キレイなほど買い取り額は上がる」という勘違いから洗って持ち込む人が大半だというが、「水滴がついていると、査定額が下がる」といった意外な事実も。
親切心が逆効果になるケースは、焼き鳥居酒屋にも存在した。会計時に何気なくやってしまう「重ね皿」は、お皿の油汚れを広げてしまうのでNG。さらに同様に理由から、串をグラスに入れてまとめのも避けてほしいと店主は話した。
サービス業者の主張に対してMCを務める千原ジュニアは、仕事終わりにピンマイクを外す際、コードをぐるぐる巻きにして返却する実体験について触れると「めちゃめちゃ嫌やって」と音声さんの心の声を代弁していた。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
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