映像によって、文字情報だけでは表現できない"リアル"を映し出すことのできるテレビ。その報道番組で欠かせない存在になったのが、「視聴者提供」という名の、一般の人たちが撮影した動画だ。かつてはテレビ局のクルーが現場に赴いて撮影した映像でニュースを作るのが常識だった。しかしスマホの性能が上がり、SNSが普及したことで、"その瞬間"を捉えた高画質な映像が即座に拡散されるようになった。テレビ局もそれらをチェックし、許可が取れれば放送に反映させるのが当たり前になってきた。