全42試合と長丁場の明治安田生命J2リーグはまもなく折り返しを迎える。昨シーズンは4位に躍進したFC町田ゼルビアだったが、J1ライセンスが付与されておらず、プレーオフ不参加になるなど悔しさを味わった。そんな中、新シーズンからはサイバーエージェントが経営権を取得し、J1昇格に向けてハード面の強化が進んでいる。
あとは結果に期待したいところ。今季は16位と苦しんでいるが、長丁場のJ2リーグだけにここからの巻き返しは十分に期待できる。そんなゼルビアの魅力を3つのポイントに絞ってご紹介していく。
選手はイケメン揃い
ゼルビアの魅力は何といってもそのプレースタイルだろう。前線からハードプレスを仕掛けて高い位置でボールを奪うと、繋ぎながら相手ゴールへと迫る。スピード感あふれるサッカーでサポーターの心を掴んでいる。
特に前線に入るジョン・チュングンの守備での貢献度が高く、ファーストディフェンダーとして重要な役割を担う。ジョン・チュングンのプレスからコースを限定すると、そこからキャプテンの井上裕大によるインターセプトや“重戦車”ロメロ・フランクがフィジカルを生かしたボール奪取を見せる。
奪ったボールをサイドへ展開すると戸高弘貴や森村昂太が仕掛け、サイドバックを務める佐野海舟や大谷尚輝のオーバーラップで攻撃に厚みを出し、最後はストライカーの富樫敬真がネットを揺らす。選手個々の役割が明確で、それぞれが相馬直樹監督の求めているサッカーを体現。わかりやすく、見応えがあるサッカーを展開している。
もう1つの魅力は開放感あふれるスタジアムだ。正直にいって、町田市陸上競技場の立地がいいとはいえない。町田駅からバスで揺られること30分。さらに最寄りの停留所から歩いて15分。しかも山道を登っていかなければならず、スタジアムに足を運ぶのはとても気が滅入る。
それでもファンやサポーターが訪れるのは、苦労して向かった先にあるあの開放感にあふれた気持ちいいスタジアムの雰囲気のせいだろう。芸能界で随一のゼルビアサポーターであり、スタジアム観戦にこだわりを見せる俳優の谷原章介さんは「天空のスタジアムのようで、空が開けていて本当に気持ちがいいスタジアム」と大絶賛するほどだ。
「さぁ行こうぜこの町の誇り町田ゼルビア。道共に歩み、仲間を信じ戦おう。何も恐れずに、全てを賭けて掴み取れ。オレらの夢の続きはまだ終わらない」
サポーターたちとともにチャントを歌えば、苦労してきた道のりなど忘れてしまうはず。
そしてゼルビアの魅力の最後の1つは、イケメン揃いの選手たち。“町田の弾丸トム・クルーズ”こと富樫を筆頭に、“町田育ちのイケメンキッカー”こと端山豪など、キャッチコピーに“イケメン”要素が盛り込まれるほど。
そのほかにも“ヒゲが似合うイケメン”として中島祐希や酒井隆介。“笑顔が素敵なイケメン”藤井航大、“草食系イケメン”橋村龍ジョセフなどジャンルは様々。きっとお気に入りの選手が見つかるだろう。
文・川嶋正隆(SAL編集部)
(C)AbemaTV