将棋の第5期叡王戦が6月22日に開幕、初戦となる段位別予選・九段戦で、丸山忠久九段(48)と鈴木大介九段(44)が、午後2時から対局を行ったが、対局時間わずか25分、56手目で千日手、指し直しとなる波乱の幕開けとなった。
叡王戦は、8大タイトルの1つに入ってから、今期が3期目。四段、五段、六段、七段、八段、九段の段位別予選の勝ち抜き者、シード棋士を含めた本戦トーナメントが行われ、決勝にあたる三番勝負を制した者が、永瀬拓矢叡王(26)への挑戦権を獲得する。
第5期の開幕戦となった丸山九段と鈴木九段の一局は、序盤から中盤への入り口あたりで、互いの飛車が行ったり来たりする同一局面が続き、わずか25分で千日手が成立。休憩を挟んだ後、先手・鈴木九段で指し直しとなった。
段位別予選の持ち時間は各1時間。指し直し局は、丸山九段が残り44分、鈴木九段が残り53分の状況から始まる。勝者は午後7時から、佐藤康光九段(49)と2回戦で対戦する。
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