「香港が今のままの香港でいられるかという重要な局面だと思う」。
 逃亡犯条例の撤回を求め大規模なデモが続く香港。21日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、現地在住10年の日本人タレント・YouTuber、SOKOさんに生中継で話を聞いた。
 「デモは非常に平和に行われていて、過激な活動はしていない。参加者がヘルメットをかぶっているのも自衛のためだと思う。前線に行く人が誰でもかぶれるよう、現場で配られている。そこに対して香港の警察は武力行使をした。僕も含め、香港に住んでいる全ての人々が当たり前に持っている表現の自由、集会の自由といった基本的な権利が脅威にさらされていることに対する危機感が、特に若い人にはある。今回の改正案が通ることによって、中国の法によって裁かれてしまうことになるが、果たして中国の法が信頼に足るものなのか。果たして法治社会と言えるのかどうか、ということだ。中国政府が今までどんなことをしてきたのかは、香港の人たちがよく分かっている。だから番組に出る前に、多くの人に知ってほしいと、たくさんのメッセージをもらった。香港の皆さんは、香港だけの力では足りないので、国際社会の世論を盛り上げて、国際的圧力をかけ、当たり前の権利、香港を守りたいと言っている。そのために大勢の若い人たちが体を張って、今も頑張っている。ぜひ多くの方に関心を寄せて頂けたらと思う」。