将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦、豊島将之名人(29)と渡辺明二冠の対局が6月25日、午前10時から始まった。複数のタイトルを保持する者同士、今月だけで3度目となる“頂上決戦”だ。
豊島名人は名人、王位、棋聖と3つのタイトルを保持。渡辺二冠も棋王、王将と2つ保持している。その他の3つのタイトルは、3人が1つずつ保持しており、現在の将棋界をこの2人がリードする構図になっている。
現在2人は、豊島名人が持つ棋聖のタイトルに渡辺二冠が挑戦する五番勝負の真っ最中。第1局(4日)は豊島名人、第2局(19日)は渡辺二冠が制し、1勝1敗の五分。4日後の29日には第3局を控えている。
王座のタイトルは豊島名人が経験なし、渡辺二冠は1期。勝利した方が、同トーナメントの準決勝で、羽生善治九段(48)と対決することが決まっている。両者の過去の対戦成績は渡辺二冠が、13勝6敗と勝ち越している。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は渡辺二冠。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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