将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦が6月25日に行われ、豊島将之名人(29)が渡辺明二冠(35)を114手で下した。この結果、準決勝で羽生善治九段(48)と対戦することが決まった。
 現在、棋聖戦五番勝負でも戦っている両者の対決は、今月3度目の顔合わせ。序盤、角換わりから進行した対局は、夕食休憩を終えて夜戦に入ったところで、攻防が激化。最終盤では、渡辺二冠最後の攻めをしっかりと読み切り、逆転を許さなかった。