ボートレース界のレジェンド・植木通彦が6月29日、AbemaTVの新番組「アベマdeボートレース～Saturday～」に生出演。卓越した技術と経験に裏付けされた読みでレース展開を予想するも、まさかの大荒れ連発で頭を掻いた。
この日はボートレース好きの白河雪菜、競馬好きの松中みなみの両タレントが対決。現在、ボートレースアンバサダーとしてファンとの橋渡し役を担う植木はご意見番として招かれ、番組で指定された全5レースの予想や見所を解説した。植木は、「びわこはモーターに力がないとスタートがやりづらい」「丸亀は海で干満がある。満潮の方が抵抗を受けやすい」などといったレース場の特徴から、「湿気があると回転が上がりにくい。気温と湿度はモーターに影響がある」などといった元選手ならではの視点で細かく分析。ボートレース素人の松中は、1レース目のびわこ10Rを当てて以降、「艇王の言葉を聞きたい」と植木のアドバイスをもとに買い目を選んでいた。
ただ、悪天候だったこの日は予想外の展開に悩まされた。白河が「（オッズが）割れている」とつぶやいたことで両者が大勝負に出た4レース目の若松3Rでは「ハズれたらアイスを奢る」と約束をするも、あっけなくハズレ。そればかりか、1着が同期のレーサーであることをレース後に告げると「早く言って!」と松中からブーイングを浴び、「ただ同期ってだけで…」とたじろぐ場面もあった。最終対決のびわこ12Rも前レースと同じく万舟券となると、出演者一同、無言。植木は「僕、黙ってた方がいいかもしれないな」と数々のタイトルを獲得した艇王とは思えぬ落ち込みぶりで、周囲の笑いを誘った。
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