地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、AKB48の横山由依、モデルでYouTuberのねおが出演した。
前回、AbemaTVでは限定企画「黒石高大 バラエティスターへの道」を放送。みんなで「俳優・黒石をバラエティスターにするためにはどうしたらいいか?」を考え、3つの宿題を出していた。
今回は、宿題の1つ「ヤンキー時代のリアル武勇伝ネタ」を、オリエンタルラジオの武勇伝ネタに乗せて黒石が披露してくれるという。すると、急に澤部が教室から出て行く。
相方を務める澤部とともに「でんでんででん♪」と言いながら入場してきた黒石。「アウトサイダーで保育士相手に失神」など自身のしくじりネタをはじめとし、「タクシー強盗取り押さえたらこっちが警察に捕まる」など、数々のリアル武勇伝を披露した。
ネタは順調に進んでいたが、黒石が最後の最後に「失神動画が♪?#●◆トータル600万!」と思い切り噛んで、ネタは終了。
吉村は「最後ドイツ語でしょ!」、若林も「最後、全文字噛んでた」「劇的に滑舌悪いね」とツッコミを入れ、笑いを誘った。黒石によると、本当は「失神動画が未だにバズって600万再生」と言いたかったという。
ネタ自体は「おもしろかった」と全員高評価。若林は「澤部ってやっぱすごいね」と、澤部のクオリティの高さに改めて感動した様子。
澤部は「1週間前から緊張してた」そうで、何度もネタが更新されるたびに練習をしてきたという。番組収録の直前も練習をしており、吉村は「楽屋に脱ぎ捨てた私服しかなかった」と、澤部の裏での努力を明かした。
スタジオの爆笑を誘った黒石のリアル武勇伝ネタだが、テレビ的にボツになったネタがたくさんあったという。使わなかったネタを若林が確認すると「これはダメだね……」と絶句。ボツになった理由に納得の表情を見せた。
自身のさまざまな武勇伝を黒石なりに「セーフかな」とふるいにかけたネタばかりだが、リストを見た吉村いわく「今の芸能界なら4~5回引退しないといけない」ほどの内容だという。
また、AKB48・横山はネタ中に披露された「タクシー強盗を捕まえたら自分が警察に捕まったのはなぜ?」という強烈なエピソードに言及。
黒石いわく、道を歩いているときに叫び声が聞こえ、見るとタクシーの運転手が引きずり回されていた。駆けつけたら「アバラを折られました、助けてください」と運転手が助けを求めてきたため、黒石は犯人を捕まえ、タクシーの中に入れて警察まで連行。
警察に到着すると犯人が暴れたため、黒石が引きずり回していたところ、警察に逆に加害者だと勘違いされ、黒石が羽交い締めにされてしまったという。
今回の宿題の総括として、若林は黒石の滑舌が悪いことを挙げ「テロップ入れなきゃならないって考えると、『エンタの神様』(日本テレビ系)しか出られない」と指摘するが、むしろ「エンタの神様なら出られる」と希望を持った黒石。
最後は若林がネタ番組関係者に向けて「オファーお待ちしております」と呼びかけ、黒石の第一弾の宿題は完了した。