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 ONE Championshipで活躍する日本を代表するMMAファイター(総合格闘家)の一人である青木真也が、7月12日(金)にONE Championshipクアラルンプール大会に参戦することが決まっているRISEフェザー級(-57.5kg)2位の森本“狂犬”義久を激励訪問。が一転、大乱闘劇に発展してしまった。

「ONEに出る若手をファミリーに加入させましょう

 そう意気込んだ青木は、森本が所属するパラエストラ綾瀬を訪れた。初参戦、そして初となる海外での試合について青木に聞かれた森本は「外国で試合するのはカッコいい」と満更でもない様子だ。対戦相手となるのは、元ISKA世界フェザー級王者のジョシュ・トナー(オーストラリア)。オープンフィンガー・グローブ着用で、キックボクシングルールにて行われる。

 ジョシュの印象を聞かれた森本は「見た感じ全然強くない」と一蹴するも、青木が「好戦的なファイターである」ことを付け加えると森本は「噛み合うのでは」と笑顔を浮かべた。

 しかし、青木が森本に対する印象として「わりとカタい試合をする」と発言したことを機に、森本の態度が一変。“狂犬”の顔をのぞかせ、不穏な空気が漂い始める。

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「そう!? 俺の試合ちゃんと見たことあります?」

 というのも森本は空手出身のファイターで、これまで15勝のうちKOが10つ。今ではRISEを代表する選手の一人にまで成長している。青木の不用意な発言が、その森本のプライドに火をつけてしまったのだ。

 さらに青木はRISEフェザー級の現王者で森本のライバルでもある工藤政英(新宿レフティージム)が2月のONEシンガポール大会でタイのペッダムに2RKO負けを喫したことを挙げると「森本さんも雰囲気にのみ込まれるのでは?」などKY発言を次々に繰り出した。

 しかし青木、そこはONEでベルトを獲ったキャリアもある大先輩。ONEでの計量方法など様々なアドバイスを森本に送る。再び和やかな雰囲気が漂った次の瞬間、「じゃあ、(念のため)尿検査もやってみますか」と空きのペットボトルを片手に青木が切り出した。

 突然の無茶ぶりに明らかに不機嫌な森本は「自分でやればいい」とこれを一蹴。しかし青木も「俺は試合をしない。するのはお前だ」と引き下がる気配はない。小競り合いの末に乱闘に発展した両者。その後、靴も履かずにジムを飛び出した青木は「心技体ありますよ。蹴りも強かったし……」と意味深な笑顔を浮かべて「期待できるね」と何度も頷いていたが、森本は「早く帰れよ」と苛立ちが収まらない様子だった。

(C)AbemaTV

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