「RTDトーナメント2019」グループD 3・4回戦(全4回戦)7月7日に放送され、白鳥翔(連盟)が4回戦でトップを取り、トータル3位でクオーターファイナルB(準々決勝)進出を決めた。
白鳥は3戦を終え、3着1回、4着2回でトータル4位と苦しんでいた。「現在最下位で、トータル2位までも厳しい状況なんですけど、なんとか仲田さんをまくって、クオーターファイナルBへ進出出来るように頑張りたい」。3位通過のためには、仲田と2着順+1万5200点差以上をつける必要があり、 白鳥トップで仲田2着なら+1万5200点差以上が条件となっていた。
白鳥は東2局で2600点、東3局1本場で發・ドラ・赤2で8000点(+300点、供託1000点)をともに仲田から直撃し、トップ目に立った。南2局では、アガリを目指しながらも、局を進めたい石橋の仕掛けの意図を汲み取り「自分のテンパイと同時に、石橋さんにアタりやすい2筒を打てたのは、点数を持っているからこそ」と差し込み覚悟のプレーも見せた。
結果、白鳥トップ、仲田が4着だったため、白鳥が仲田をかわしてトータル3位に。着順取りの名手がタイトロープを渡り切った。
クオーターファイナルBの対戦相手は、朝倉ゆかり(協会)、金太賢(協会)、松本吉弘(協会)となる。「2回戦のうちどっちかでトップが必須になるので、攻撃的な選択が多くなる」とし「必死にもがいて、準決勝への切符を手にしたい」と決意を語った。
ちなみに衣装・漢服に関しては「同じ衣装にするかスーツにするか迷うところなんですけど、一発トップ取りなので、これでもいいかな」と背筋を伸ばした。【福山純生(雀聖アワー)】
【グループD 4回戦結果】
1位 白鳥翔(連盟)3万7200点 +57.2
2位 石橋伸洋(最高位戦)3万4700点 +14.7
3位 瀬戸熊直樹(連盟)2万5000点 ▲15.0
4位 仲田加南(連盟)3100点 ▲56.9
【グループD 4回戦終了時点の最終成績】
1位 石橋伸洋(最高位戦) +150.4(4/4)
2位 瀬戸熊直樹(連盟) +38.8(4/4)
3位 白鳥翔(連盟) ▲65.1(4/4)
4位 仲田加南(連盟) ▲124.1(4/4)
【セミファイナル(準決勝)出場決定選手】
鈴木達也(協会)
内川幸太郎(連盟)
佐々木寿人(連盟)
石橋伸洋(最高位戦)
【クオーターファイナルA(準々決勝)出場選手】
猿川真寿(連盟)
勝又健志(連盟)
藤崎智(連盟)
瀬戸熊直樹(連盟)
【クオーターファイナルB(準々決勝)出場選手】
朝倉ゆかり(協会)
金太賢(協会)
松本吉弘(協会)
白鳥翔(連盟)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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