01年に製作された映画『猟奇的な彼女』に主演し、突拍子もない行動で周囲を振り回しながらも、たまらなくチャーミングなヒロインに扮したチョン・ジヒョン。その後も、映画とドラマを行き来しながらユニークなキャラクターになりきり、多くの人たちを魅了してきた彼女が“人魚”役を演じたことで話題を呼んだのが、ファンタジー・ラブロマンス『青い海の伝説』だ。
朝鮮時代中期、県令のタムリョン(イ・ミンホ)は海沿いの村で捕らえられていた人魚(チョン・ジヒョン)を海に帰そうとするが、自分の内側からあふれ出てくる彼女への思いを止められずにいた。時が過ぎ、有能な詐欺師ジュンジェとして現代に生まれ変わっていたタムリョンは、スペインの海辺で人魚と出会い、彼女が身につけていた高価なアクセサリーを狙って近づく。しかし、人魚は自分の正体を知ってしまったジュンジェの記憶を奪ってしまう。3ヶ月後、ソウルで再会したふたり。困っていた人魚を助けたジュンジェは、彼女と出会った過去を忘れたまま家に連れ帰り、シムチョンと名付ける。