先月18日、自宅で体調の異変を訴え、救急搬送されていたジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため、入院していた都内の病院で亡くなった。87歳だった。
1931年にロサンゼルスで生まれ、アメリカのショービジネスに強く影響を受けたジャニー社長は、1962年にジャニーズ事務所を創設。歌や踊りだけでなく、俳優や司会とマルチにこなす男性アイドルを数多く輩出した。ジャニー社長の訃報に、ジャニーズ事務所はコメントを発表。「ジャニーがタレントたちと過ごした病院での日々は、かけがえのない時間となりました。新旧、様々な楽曲の流れる病室におきまして年長のタレントからJr.までが同じ空間でジャニーとの思い出を語り合う、微笑ましく、和やかな時間が流れていきました」と連日、ジャニーズ事務所に所属している多くのタレントがお見舞いに駆け付けていた様子を明かした。
ジャニー社長の訃報に、タレントの木村拓哉(46)は中国版Twitter、Weibo(ウェイボー)に「ジャニーさんは、これまでリーダーとして走り続けてきました。ゆっくり休めることを願っています」とコメントをつづった。
1980年にジャニーズ事務所に入所し、1982年にシブがき隊として歌手活動を開始した俳優の本木雅弘(53)は「14才の終わり、『じゃあ来週からね』と親愛の込もった笑顔で駅の改札まで見送っていただきました。帰路の電車の中で止まらなかったあの大望に満ちた胸の高鳴りが自分の原点です。心よりの感謝とご冥福をお祈り申し上げます」と故人を偲んだ。
今朝、TBS系の情報番組に出演したTOKIOの国分太一(44)は、涙ながらに「エンターテインメントの素晴らしさ、仕事の意欲、難しさ、たくさん教えてもらいました」とジャニー社長に対する感謝の思いを語った。ジャニーズ事務所によると、通夜・告別式は所属タレントとジュニアのみで執り行う「家族葬」とし、後日お別れの会を開くとのこと。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)