Instagramは9日、いじめを防ぐ機能を発表。いじめコメントをAIが警告したり、相手にバレずにコメントを非表示にしたりする機能を新たに導入する。
文科省によると、パソコンや携帯電話などでの中傷・嫌がらせの認知件数は、2011年度の2992件から2017年度には1万2632件と右肩上がりに増えている。
今回の新機能はそうした中での対応で、(1)相手を不快にさせる可能性があるコメントをAIで特定し、投稿しようとしている利用者に事前に通知、(2)特定アカウントのコメントが非表示になり加害者にも通知されない、ようになる。ダイレクトメッセージに「既読」がつかないなどの機能も今後実装されるということだ。
果たして、これら新機能の効果は期待できるのか。メディア教育評論家の渡辺真由子氏に聞いたところ、(1)については「いじめをする人はコメントを感情的になって投稿する傾向があるため、改めて認識させることで落ち着かせる効果がある」とのこと。(2)についても「いじめコメントを他人に見られるのは『公開処刑』のようなもの。いじめられていることを知られなくて済む」との見方を示した。
一方で、いじめの形は変化していくといい、「一つひとつに対処していくのは難しい。いじめ対策で最も重要なことは加害者のケア」だとした。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)







