お笑いコンビ・千鳥がMCを務めるAbemaTVのバラエティ「チャンスの時間」で、日本テレビの長寿番組「世界まる見え!テレビ特捜部」のパロディ企画を実施。“本家”を彷彿とさせるビートたけし役の大暴走に、参加した若手芸人から悲鳴があがる事態となった。
7月10日に放送された「チャンスの時間」では、「第2回 世界まる見えシミュレーション!」と題して、若手芸人の登竜門と言われる「世界まる見え!テレビ特捜部」のオープニングを再現。仮装したビートたけしが大暴れをするという、これ以上なく芸人としての腕が試されるシビアな状況について、経験者の大悟は「あそこをうまいことやった人しか残ってないです」と表現した。
今回シミュレーションを体験することになったのは、さらば青春の光、きしたかの、宮下草薙の3組。過激な演出を伴うため、セットが汚れないようにしっかりと養生されたスタジオを見て、さらば青春の光の森田は「人をバラすときの感じでしょ。『冷たい熱帯魚』で見たことありますよ」と映画のタイトルを引き合いに出して笑いを誘った。
箱型の着ぐるみを身にまとったビートたけし役は、スタジオに登場するや否や、さらば青春の光を標的に定めて熱湯による放水攻撃。あまりのスピード感に微妙なリアクションしかとれなかった2人に対して、ノブは「さらばが全然やわ」と酷評し、大悟も「今ので誰か『さらばが良かったな』と思うか?」と苦言を呈した。森田は「そうですね」と反省しながらも、「なんでこれがまかり通ってるんですか? 本当ですかこれ?」と反論。「俺たちが上がろうとしている世界はこんなところなんですか!?」とあまりの不条理さに納得がいかないようだった。