地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、AKB48の横山由依、モデルでYouTuberのねおが出演。
AbemaTVの限定企画「黒石高大 バラエティスターへの道」では、みんなで「俳優・黒石をバラエティスターにするためにはどうしたらいいか?」を考え、過去の放送で決定した“3つの宿題”を黒石にやってきてもらうことに。これまで宿題として「お笑い番組向けの武勇伝ネタ」「グルメ番組向けの自撮り食レポVTR」にチャレンジし、バラエティスターへの可能性を模索してきた黒石。この日の放送では、音楽番組出演を目指したオリジナルソングを披露した。
黒石高大、人生初の作詞に挑戦 タイトルは「生きてりゃいいことあるからさ」
人生初めての作詞に挑戦し、照れながらスタッフに歌詞を見せた黒石。ヤンキーの心情と、黒石がしくじり経験を通して学んだ熱い気持ちを表現したという。
この歌詞に曲をつけるのだが、今回は助っ人として、大事MANブラザーズの立川俊介が登場。以前、立川はしくじり先生として番組に出演したことがあり、しくじりを経験した者同士の縁で作曲を引き受けてくれた。
レコーディングまで2週間という短期間の中、立川は1週間で曲を完成させ、タイトルは「生きてりゃいいことあるからさ」に決定。黒石の声が予想外に低かった問題を乗り切り、猛練習の末、無事にレコーディングは終了した。
番組では、完成したオリジナルソングをスタジオで披露。黒石が立川と共に登場すると、出演者たちから歓声が上がった。黒石が持ち前のハスキーな声で歌い始めると、出演者は手拍子で盛り上げる。途中、スタッフによるコールアンドレスポンスもあり、温かみのある曲に仕上がっていた。
大事MANブラザーズ・立川俊之、不眠不休で作曲「カンペ見ないと歌詞わかんない」
安定した歌声でラストまで歌い上げると、スタジオは拍手喝采に包まれた。オードリー・若林も「クオリティーが高すぎてツッコミを入れるところがない」と大絶賛だ。
演奏後、立川は、作曲の依頼から納期まで1週間しか時間がなかったことに言及。しかし「ミュージシャン30年やってますよ。できないってわけにはいかない」と、プライドにかけて3日間でなんとか完成させたという。さらに、寝ていないせいで「あんまり覚えてないですよこの曲」「カンペ見ないと歌詞わかんない」と明かし、笑いを誘った。
黒石は「最初は絶望的だったんですよ。歌が下手過ぎて」と自虐したが、立川は「そんなことない」と否定。立川は「ただちょっと裏切られたのが、(黒石は)ゴリゴリのガテン系じゃないですか。パンチある声で来ると思ったのに、甘いんですよ声が」と、見た目とのギャップに驚いた様子。
黒石が作った歌詞について、ハライチ・澤部は「ストレートな歌詞。黒石さんだから(メッセージが)届く」と高評価。歌詞は「逃避じゃなくて回避しようという意味の逃げ」が表現されており、タイトル通り「生きてりゃいいことあるからさ」の思いを込めた曲になっているという。
最後は、このオリジナルソングを広めるため、ねおのTikTokアカウントに投稿する動画を全員で撮影。SNSで大活躍するねおは「流行ると思います。流行らせます!」とバックアップを約束した。
若林は、今回のオリジナルソング制作にあたり「引くほどお金がかかっている」「5000ダウンロードいかないと赤字」と明かし、ダウンロードを呼びかけていた。オリジナルソング「生きてりゃいいことあるからさ」は、音楽配信サイトにて購入することが可能。