先月5日、女優・蒼井優との結婚を発表したお笑いコンビ・南海キャンディーズの“山ちゃん”こと山里亮太が、自身の結婚ネタとまさに今、芸能界を大きく揺さぶっている“闇営業”問題を笑いに変えてみせた。
15日に東京・大田区の大田区総合体育館で行われた“文化系プロレス”DDTのビッグマッチの開会宣言でVTR出演を果たした山ちゃん。冒頭、同団体所属の人気レスラーである男色ディーノに「山ちゃん、やってくれましたね」と詰め寄られると「6・5ね……ありましたよ」と苦笑いを浮かべた。さらにディーノは「ここにいる山里亮太は、私たちを置いて、遠いお国へ行ってしまいました。結婚したんですよ!」と悔しそうに声を張り上げた。
「結婚できた~。しかも女優さんとできた……」と嬉しそうに応じた山ちゃんだったが、「ちょっと待って」とディーノの言葉を遮ると「みんな覚えてる? 一時は時の人だったんだよ。それがまさか、自分の会社の“色々な”ことで、その情報を忘れるなんて思ってなかったよ」と続けた。
山ちゃんの切れ味鋭いブラックユーモアで館内は笑いに包まれたが、ディーノはお祝いムードを一転させると「あの山里亮太が…私たちを裏切って…最高の嫁さんを手に入れやがった」と再び“口撃”モードに突入。館内のファンを煽ると、大ブーイングが沸き起こった。
山ちゃんとDDTとの出会いは2013年に遡る。当時大会のMCを務めた山ちゃんが“文化系”プロレスの魅力に“どハマり”。タイトル挑戦者を決めるじゃんけんトーナメントでレフェリー不在の状況となり「お客様にじゃんけんの審判ができる方はいらっしゃいませんか?」とリング上に呼び出されてみたり、いつでもどこでも誰でも挑戦できるDDTの名物タイトル「アイアンマンヘビーメタル級王座」のチャンピオンになったりしたこともある
今年2月には『マッスル』両国大会でディーノらと組んだ山ちゃんは、クロちゃんたちと対戦。最終的に山ちゃんは「肛門爆破」の憂き目に遭っている。蒼井はそのことを結婚会見で蒼井が語った「(山ちゃんが)浮気をしたらDDTさんに懲らしめてもらいます」という発言は、山ちゃんとDDTの“愛と因縁”の歴史に基づいているのだ。
最後に「皆がいるから、この最高の幸せを手に入れることができた」とDDTのファンに呼びかけた山ちゃん。難局を笑いに変え、ファンの心をつかむセンスこそ、山ちゃんが愛される所以といえる。
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