「機動戦士ガンダム00」アレルヤ/ハレルヤ役や「弱虫ペダル」荒北靖友役などで知られる声優の吉野裕行が、声優業のやりがいについて語った。
今年4月から「声優と夜あそび」木曜日は、浪川大輔(「ルパン三世」石川五ェ門役や「BLEACH」ウルキオラ・シファー役など)とマンスリーMCで番組を進行。森久保祥太郎、代永翼、岩田光央に続き、7月は吉野裕行がマンスリーMCを担当している。
7月18日に生放送された同番組で、お互いの1週間を振り返った2人。浪川がライブイベントのエピソードを披露する一方、吉野は、詳細は伏せつつも、吹き替えの仕事があったことを明かした。
吉野は、吹き替えのやりがいについて語る中で「僕たちって声だけだから、時間を飛び越えられるじゃないですか」と発言。顔を出して演技する役者であれば、加齢による見た目の変化があるため、古い作品を改めて映画化するとなると、どうしても前回から何年か経った物語のような形を取るか、キャストを一新せざるを得ない。吉野は「僕らは声の仕事で、いつでもやり直せるというか、やるチャンスがある」と声優業のメリットを説明した。
浪川は、吹き替えにまつわる少々苦い思い出があるという。大好きな映画の吹き替えに参加することになった浪川は、途中までずっと「自分は(この役に)合わない」と感じており、「今までで一番自信のない吹き替えでした。でも最後は、自分の中では良いふうに落ち着いたところにいった」と振り返った。浪川の話を聞いた吉野は「意外な話が聞けましたね。そういうことがあまりない人だと思っていました」と驚き。「正直なところが最近出てくるようになったな」と浪川の肩をたたいた。