エディオンアリーナ大阪で行われている『Cygames presents RISE WORLD SERIES in OSAKA』。その注目はRISEのエースである那須川天心とスアキム・PKセンチャイムエタイジムとの因縁の対決に集まっている。
そんな中、スーパーフライ級(-53kg)のワンマッチに、AbemaTVで放送されている人気ドラマ『恋する週末ホームステイ』に出演し、人気を博している“しょあ”こと有井渚海(及川道場)が登場。濱田祐生(山口道場)を相手に地元・大阪でのプロデビュー戦を白星で飾った。
1R、パンチを得意とする選手を多く輩出する山口道場に所属している濱口に対して、ミドルや前蹴りで距離をとる有井は、時折、パンチからのヒザで距離を詰めて徐々に自分のペースをつくっていく。対する濱田は予想に反してローキックで応じるが、距離を掴んだ有井は、的確なパンチを打ち込んでいった。
2Rに入るとアマチュアとして経験を積んだ両者の良さが拮抗したが、勝負のかかる3R目は一転して打ち合いの展開に。やや強引にパンチとキックを繰り出す濱田に対して、パンチからキックのコンビネーションで流れを呼び込んでいく有井。ラウンド終盤になると、その差が表れ始め、有井のパンチが濱田の顔面を捉えていく。有井は終了間際にバックハンドブローや跳び膝を見せるなど余裕も披露し、勝敗の決着は判定に委ねられた。
終盤に畳み込んだ有井は勝利を確信。右の拳を握りながら3-0の判定勝利を聞くと、握った拳を高く突き上げて歓声に応えた。試合後にプロデビュー戦の感想を聞かれた有井は「試合内容はまだまだだったが声援もよく聞こえていた。RISEの舞台は今まで経験したことない舞台だった。今後はRISEのチャンピオン目指してやっていきたい」と意気込みを語った。
(C)AbemaTV