EXILE HIROがエグゼクティブプロデューサーを務め、別所哲也(ショートショート フィルムフェスティバル&アジア)企画&プロデュースのもと、作詞家・小竹正人の詞の世界観を映像化する『CINEMA FIGHTERS project』が、早くも第三弾を迎えた。

 『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』と銘打たれた本作では、『Beautiful』、『魔女に焦がれて』、『On The Way』、『Ghosting』、『海風』という5篇のオムニバスから構成されている。AbemaTIMESでは『On The Way』に主演する今市隆二、『Ghosting』に主演する佐野玲於にそれぞれ話を聞いた。第一弾に佐野、第二弾に今市と2週にわたりインタビューをお届けする。

 佐野が事故死した青年バクを演じた『Ghosting』は、LISAの楽曲『ラストラブ』から着想を得た物語。不慮の事故によって命を落としたバクは、霊魂〈ゴースト〉のまま、1日だけ過去に戻ることに。バクが戻ったのは1999年の春、恋心を寄せていた幼馴染の少女メイが亡くなった日だった。少年の頃の後悔を胸に、バクは霊魂のままメイを追う。自分の忘れられない人に会いに行くというゴースト・ストーリーにタイムトラベル要素が合わさったファンタジックな1作。青年の心の動きを丹念に拾い、演じた佐野が本作に込めた想いとは。さらに、テーマに沿う「もし過去に1日だけ戻れるなら」という問いに対する佐野の答えは、充実の今をうかがわせるものだった。

『Ghosting』は「心がグッとなる瞬間がたくさん散りばめられている」

『Ghosting』場面写真

――『CINEMA FIGHTERS project』は第一弾、第二弾とご覧になっているかと思います。第三弾でいよいよ出演となったときは、どのようなお気持ちでしたか?

佐野: 元々、ショートフィルムというプロジェクト自体がすごく面白いと思っていました。第二弾の白濱亜嵐の主演作(『アエイオウ』)では、GENERATIONS from EXILE TRIBEで楽曲として参加したことはあったんですけど、今回は、自分が俳優という形で参加させてもらえて、すごくありがたいという気持ちです。

――実際に撮影までは結構早かったんですか?

佐野: そうですね。1カ月ぐらい前に台本をいただいて、準備して、現場に入って。撮影自体は実質3~4日ぐらいしかなかったので、あっという間という感覚ではありました。タイトなスケジュールの中で、この楽曲の世界観を抽出したストーリーをしっかり自分に落とし込んで表現するために、準備を頑張りました。

――タイトルの『Ghosting』自体、様々な意味が含まれている単語です。台本を読まれて、どう感じましたか?

佐野: 今回は、青年が死に戻りするお話なんです。青年が亡くなったところからスタートして、自分の過去の後悔とか、幼なじみを救うというストーリーの描き方とかも含めて、すごくキャッチーだなと思いました。こうしたSFっぽい物語に参加すること自体が初めてだったので、すごく面白かったですね。

――SF要素もありながら、完成作は感動が広がり、余韻を残しますよね。

佐野: はい。撮影しているときは、作品の魅力がどう画になるんだろうと思っていたんですけど、編集されて、音楽も加わって完成したものを観たときに、すごく素敵だなと思いました。純粋に画のキレイさ、音楽の入ってくる感じ、時代背景含めて、トータルで映画の色がはっきりしていて、すごく感動するというか。どこか心がグッとなる瞬間がたくさん散りばめられている印象です。

――洞内監督とは初のお取り組みでしたが、ご一緒していかがでしたか?

佐野: 洞内監督は、こういうSF作品が本当にお好きだとおっしゃっていて、しかもすごく熱い方だったんです。そういう方と一緒にお仕事できたのは、すごくうれしかったです。作品に関しても、もちろんいろいろお話しました。監督がイメージしているバクという主人公に、できるだけ僕も近づけようとは思っていたんですけど、監督の中でも「すごくはまった部分があった!」とおっしゃってくれていたので、うれしかったです。

充実の今、もし過去に戻れるとしたら…

――本作では、「人生を終える瞬間、魂のまま1日だけ過去に戻れるとしたら、戻りたい日はありますか」という設定が敷かれています。ご自身に置き換えて、戻りたい日はありますか?

佐野: …えーっと…………。

――現在23歳とお若いので、戻りたいもへったくれもないですよね…。

佐野: (笑)。いやあ、あるといえばあるんです。楽しかったこととかは、やっぱりもう1回味わいたいなと思ったりします。過去の自分に戻ってみて、もう1回そのときの感覚とか、見えるものとかを見てみたいなとかは、いろいろ思ったりはしますけど……。基本的には今が楽しいですし、今の感覚もやっぱり大事にしたいなと思うので、戻りたくはないかもしれない。…んー、でも、ちょっと戻りたいなっていう気持ちもあったりします(笑)。

――あったりなかったり、という。強いて挙げるなら「この瞬間」と思い立つシーンはありますか?

佐野: そうですね。昔、ダンスをがっつりやっていたとき、とかですかね。ストリートとかでやっていた、そういうときの時代に戻りたいというか。「あのとき楽しかったな」って今でも思ったりするんですよ。やっぱりその楽しさをもう1回味わいたいな、というのはあります。

――好きというのはベースにありながら、今は生業としてのダンスもあるかと思います。向き合い方は年を経て変わっていっていますか?

佐野:  もちろん当時とは変わりますね。今は自分にとってダンスというものが仕事になっていて、だから当然、責任感がついてくると思うんです。少年のときは、学校に行きながら、別になりふり構わずやっていましたし、時間もあったし。そういったときのこととかを考えると、もっと、そのときの自分の感覚とか、すごい楽しそうだなと思いますね。

佐野玲於が“映像で演じてみたい曲の世界観”とは?

――『Ghosting』の楽曲『ラストラブ』(LISA)についてもお伺いしたく、作品とのつながりなども合わせた印象を教えていただけますか?

佐野: m-floも大好きですし、LISAさんというシンガーもスキルも高く、本当に素晴らしい方です。なおかつ、小竹さんが歌詞を手がけられているところで、あの曲がエンディングに入ることによって、より引き込まれました。『Ghosting』の時代背景や世界観に、LISAさんの声がすごくはまっていると思ったんです。エンディングに流れることによって、いい意味で、今の映画っぽく見えないというか、10~20年ぐらい前の映画を観ている錯覚に陥るようなオシャレ感もあったりするんですよね。それは、やっぱりLISAさんが歌っているからこそというのが、大きくあると思いました。

――ノスタルジックな効果が増す印象ですね。ところで、「この曲の世界観を映像で演じてみたい」という希望はありますか?

佐野: えー、そうですね……。うーん……。難しいですね。

――ちなみに…前作にて、白濱さんと青柳翔さんに同じ質問をさせていただいたとき、白濱さんは『Choo Choo TRAIN』、青柳さんは「GENERATIONSの曲」とおっしゃっていましたが具体的な曲名は特に出ませんでした。

佐野: へえ(笑)!そうですね、LDHの楽曲だと、EXILE ATSUSHIさんの歌、ですかね。やっぱりATSUSHIさんの歌はテーマにすごく忠実というか、テーマがはっきりしているし、歌詞ひとつひとつに、ATSUSHIさんの想いが込められているので。映画にするなら、短編と言わず、長編を1本作れるんじゃないかな、とも思っています。

――ありがとうございました。最後に、秋の公開を楽しみにしている読者にメッセージをお願いできますか?

佐野: 『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』は、5つの作品によるオムニバスの映画です。小竹さんの5曲を、いろいろなコンセプトを立てて、1作品20分前後のショートストーリーに仕立てています。1作、1作、作品の色は違いますし、全部すごく観応えがあると思います。ほかの4人の方々と一緒に自分も参加させていただいているので、ぜひ、そこも楽しんでいただけたらと思います。

『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』は2019年秋劇場公開予定

取材・文:赤山恭子

写真:You Ishii

佐野玲於が出演する『GENERATIONS高校TV』はAbemaTVにて配信中

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