地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、AKB48の横山由依、モデルの谷まりあ、グラビアモデルのRaMuが出演。今回は「勉強ばっかりしたせいで、結婚できなくなっちゃった先生」として、元官僚の山口真由が登場した。
東大卒で財務省主税局に入省し、退官後は弁護士に転身した超エリートの山口。勉強ばかりしてきたせいで「恋愛偏差値がクソ低い」そうで、今世は結婚を諦めているという。
そんな山口だが、大学4年生のとき、人生で2人目の彼氏ができた。相手は東京大学院生で、授業の教育補助業務を行う「ティーチング・アシスタント」をしていた人物。頭が良い彼のことは「大好きだった」という。
はじめて自分より頭のいい素敵な彼氏ができた山口は、デートに行く前、必ずやっていたことがあった。それは「彼がしてきそうな質問に対する回答を事前に準備」すること。「彼の研究について予習しておけば、的はずれな質問をしなくて済む」といい、さらに質問に対する彼の回答パターンごとに次の質問まで用意する徹底ぶり。スタジオからは「デートでしょ?」「やりすぎな気がする」と驚きの声が上がった。
山口は、彼とのデートは「常に口頭試問(口頭で答える面接試験)に挑むような気持ちだった」とふり返り、一番盛り上がったデートは「司法試験の問題を出し合う」ことだったという。
吉村が「デートってそんなんじゃない」と噛みつくと、山口は「彼が先生で私が教えてもらうっていうのが好きだったので」と説明。すると吉村は「というプレイですか? だったら分かるけど……」と質問。戸惑う吉村に、若林は「君みたいな変態じゃない」とツッコミを入れた。
「彼氏のどこが好きだった?」と聞かれると「教養がある、知的、頭の回転が速い、教え方が上手、正しい質問をしないと幻滅した顔をする」と理由を挙げた山口。谷が「優しいところとか、そういうのはないんですね?」と投げかけると、山口は「優しくはなかったです。頭の良さが優しさよりも大事だと思ってました」と当時の恋愛観を語った。
理想的な交際をしていたつもりだったが、山口が財務省に入ってから空気は一変。彼よりもすごい人たちに出会い、彼に対して「学生の頃はすげーと思ったけど、大したことなかったわ!」としくじった思いを抱いてしまった。結果「彼から教えてもらうことはもうないかな」と考え、2度目の恋に終止符を打った。
その後もストイックな山口に言い寄ってくる男性は、知識や雑学でアピールしようとするタイプが多かった。しかし、それらは山口がすでに知っている情報で、中には間違った内容があり、それを見つけるたび、山口は矛盾を突いて男性を完全論破。「恋愛に発展することが難しい」と苦悩を明かした。
これらの経験から山口は「男はプライドで生きている。それを潰してはいけない」と気づき、「必要以上に立てる必要はないが、あえて潰しにいくような言動は控えましょう」と同じような境遇にいる女性に訴えた。
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