「man」という言葉をめぐり、米カリフォルニア州である条例が可決された。
カリフォルニア州のバークリー市議会は、「manhole(マンホール)」は性差別的だとして約30の用語を見直しする条例案を全会一致で可決。ジェンダー問題の意識の高まりを受けたもので、市の条例などで使われている性差別的とみられる擁護者代名詞を中立的な表現に差し替えていくという。
この条例で、例えばマンホールは「メンテナンスホール」に、マンパワーは「ヒューマンエフォート(effort:努力)」「ワークフォース(force:力)」、セールスマンは「セールスパーソン」、ポリスマン・ポリスウーマンは「ポリスオフィサー」、スポーツマンは「ハンターズ(追求する人)」に言い換えられる。
こうした表現変更には米国内で賛否の声もあがっているようだが、テレビ朝日元アメリカ総局長の名村晃一氏は「アメリカの新聞は広報担当者のことを、男性だったら『スポークスマン』、女性だったら『スポークスウーマン』と書く。男女を分けない『スポークスパーソン』という書き方も一般的で、性を分けない表現は比較的浸透している」と説明した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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