“アニメソング界の大王”と称され、歌手のほか俳優・声優として活躍するささきいさおが、若手時代の失敗談を告白。当時は酒癖もあり「生意気な理屈屋」だったという。
7月26日に生放送されたAbemaTV「声優と夜あそび」に出演したささきは、主に俳優・歌手として活動していた若手時代を回想。「仁義なき戦い」シリーズの組長役などでおなじみの故・金子信雄が主宰する劇団「新演劇人クラブ・マールイ」に所属していた当時は「酒癖が悪かった」と明かし、「屁理屈をこねるんだよね。『芝居っていうのはこういうものじゃないですか?』って」と苦笑交じりに振り返った。
「声優と夜あそび」金曜MCの関智一(「ドラえもん」スネ夫役や「妖怪ウォッチ」ウィスパー役など)が「先輩にも平気で意見できちゃうタイプだったんですか?」と質問すると、ささきは「酒を飲むとね。それでずいぶん干されたりもした」と告白。さらに「この世界って失敗すると、その場ではだれも叱らないんだよ。その代わり、後になって『何カ月も仕事ないな』とか『この芝居、なんで違う人がやってるの?』とか、そういう世界だから。怖いよ?」と当時の芸能界の空気を解説した。
ささきは「大作家にも怒られてね。しばらく干されたもん」と激白。関から「それもやっぱりお酒が原因で?」と聞かれると、笑いながら「そう! でっかいこと言っちゃったんだよ。『こんなことやるのは役者じゃないよ』って言ったのを告げ口されちゃって」と失敗談を語り、「直接言ったほうが良かったんだろうね。そしたら今ごろ芸能界に残っていなかったかも」と過激なジョークを飛ばしてスタジオを沸かせていた。