地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、AKB48の横山由依、モデルの谷まりあ、グラビアモデルのRaMuが出演。今回は「勉強ばっかりしたせいで、結婚できなくなっちゃった先生」として、元官僚の山口真由が登場した。
28歳になり、IT系のエリートサラリーマンと交際を始めた山口。頭もよく、仕事もできる男性で、山口にとってはまさに理想の彼氏だった。しかし、お互い仕事で忙しく、なんとかスケジュールを調整してデートをする毎日。
そんなある日、彼氏はサプライズで山口に会いに来た。「ただ、君の顔が見たかったんだ」と、彼氏なりに山口を喜ばせようとした行動だったのだが、これに山口は「気持ち悪い!」と感じてしまう。
山口は「何が気持ち悪いのか……ただ顔が見たかったって、意味がわからなくないですか?」「そんなことありえます?」とスタジオに共感を求めるが、他の出演者たちは「(相手のことが)好きならありますよ!」と当時の彼氏に同情。
また、彼氏に「会いたかった」と言われても、どうリアクションすればいいかわからないと主張する山口に、RaMuが「『私も!』って言うとか……」と模範解答を見せたが、山口は「はぁ~?」と納得いかない様子。
デートは「1カ月前にプランを書面して提出」 山口真由のこじらせ恋愛
ストイックすぎて「自分のリズムを崩したくない」と断言し、この性格を「ストイック女子が結婚できない特徴の1つ」に挙げた山口。山口は相手のスケジュールに合わせて動くことが苦手で、サプライズは自分のスケジュールが崩れてしまうため、迷惑だという。「デートも1カ月前には当日やろうとしていることを書面に出して提出してほしい」というほどのこじらせっぷりだ。
交際から1年半経ち、山口も勉強や仕事で多忙になり、デートのスケジュールを合わせるのが難しくなっていった。すると、彼氏との間で「どちらがスケジュールを譲るかマウンティング状態」になってしまった。
とうとう彼氏に電話で別れを告げられた山口は「会って話そう」とスケジュールを譲る姿勢を見せたが、彼氏は「会いたくない! 絶対に君は意見を譲らないから!」と聞く耳を持たず、結局別れることになってしまった。
彼のことが大好きだった山口は、「やり直したい」とつづった12枚に及ぶ手紙を書いた。しかし、その内容は「大好き」など素直な感情を伝えるものではなく、「どうしてあなたが私と付き合ったほうがいいのか」など、論文のようにつづられたラブレターだった。
再び彼を振り向かせるためにも、ストイックに取り組んでしまった山口。こうしたしくじり経験を通して「さらにがんばることが答えじゃない」「相手に身を委ねることも大切」と気づいたといい、「好きだという気持ちを、素直に相手にぶつけてみることも、時にはいいんじゃないかと思いました」と、涙を流して語っていた。