将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が8月1日に行われ、塚田泰明九段(54)が及川拓馬六段(32)に123手で勝利、3回戦進出を決めた。
朝日杯将棋オープン戦は持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。
過去、塚田九段の3勝、及川六段の2勝という顔合わせは、相掛かりの出だしから「塚田スペシャル」を彷彿とさせる飛車の移動を見せるなど、塚田九段が徐々にペースを掴んだ。大駒を何度も交換する中、及川六段の攻めを切らせることに成功、勝利をもぎ取った。
塚田九段は次局、阿部光瑠六段(24)と田中悠一五段(34)の勝者と対戦する。
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