わずか3日で中止に追い込まれた、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」。6日、出展アーティスト72名が抗議声明を発表した。
 声明文には「閉鎖へと追い込んでいくような脅迫と恫喝に、私たちは強く反対し抗議します」「展示は継続されるべきであったと考えます」「人びとに開かれた、公共の場であるはずの展覧会の展示が閉鎖されてしまうことは、それらの作品を見る機会を人びとから奪い、活発な議論を閉ざすことであり、作品を前に抱く怒りや悲しみの感情を含めて多様な受け取られ方が失われてしまうことです」といった内容が綴られている。その最後は「新たな答えを導き出すことを諦めません」と締めくくられていた。