将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が8月12日に行われ、島朗九段(56)が先崎学九段(49)に勝利した。島九段は、このあと午後7時から、福崎文吾九段(59)ともう1局戦う。
叡王戦は、全棋士、女流棋士1人、アマチュア1人によるタイトル戦で、段位別予選、本戦トーナメントを勝ち抜いた2人が、挑戦者決定三番勝負を行う。挑戦者は、永瀬拓矢叡王(26)と七番勝負を行う。予選は四段、五段、六段、七段、八段、九段と、段位別で行われ、各段位によって本戦出場枠が異なる。
序盤は両者、矢倉模様から先崎九段が中飛車に構えると、早い段階で戦いが開始。お互い、1時間の持ち時間を使い切り、1分将棋に入ってからも90手を要する混戦となった。詰むや詰まざるやの最終盤で、先崎九段の184手目が「二歩」の反則に。優勢に進めていた島九段だったが、予想外の結末となった。
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