将棋の王位戦七番勝負第4局が8月20日、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で午前9時から始まった。第3局までの成績は、豊島将之王位(名人、29)が2勝、木村一基九段(46)が1勝。先手は木村九段だ。
 同シリーズは豊島王位が開幕から2連勝を飾り、一気に初防衛に王手をかけるかと思われたが、第3局は木村九段が快勝。自身初タイトルに向けて、反撃を開始した。両者は竜王戦挑戦者決定三番勝負でも戦っていることから、七番勝負と三番勝負、合わせて「十番勝負」として、白熱した戦いに注目するファン、関係者も多い。両者は過去12回対戦し、豊島王位の7勝5敗。