青木真也、10・13【ONE 日本大会】の正式オファーが「届かない」 その心境を恋愛に例えると…
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 こんにちは。青木真也です。ヒリヒリしています。

 10月に両国国技館で行われるONEの日本大会『ONE: CENTURY 世紀』まで2カ月を切りました。10月大会で試合を組む主旨の言葉をもらってはいるものの、試合のオファーが正式に届くまではドキドキするものです。あるかないかをはっきりしてほしいし、このなんとも言えない感情から早く気持ちを切り替えさせてほしいのです。本コラムでは、なんども試合前の恐怖の感情を記してきました。試合オファーが届くかどうかのこの感覚は記していなかったので、僕の持つ言葉を総動員して伝えていこうと思います。

 この、試合のオファーが「来るか来ないか」の感覚。格闘技外の人にも伝わるような表現を考えるのは案外難しいのです。好きな女の子をデートに誘って既読がつくかつかないかでドキドキする。既読がついていたらいたで返信を首を長くして待つような感覚です。これが生業であって、なおさら実際に闘うので、ここに出した例えよりはより緊張感があります。はっきりしてくれよ。

 ただ練習はします。試合に向けてプロモーションなどの仕事も全力でします。

 20代前半の選手がいて、自分よりもキャリアの若い選手との練習もします。どうしてもキャリアを重ねると同じようなキャリアの選手と固まっていた方が居心地もいいのですが、意識的に若い選手との練習を入れることで、新しい技術や新しい感性をもらうことができています。若い世代を否定したり、自分たちの空間でまとまったら、成長する可能性がガクンと落ちると思ってやっています。自分たちのやってきたことは大事にしつつ、若い世代から学んでやってくことで、自分のキャリアが良くも長くもなると思って、日々をコツコツやっています。

 青木がいてもいなくても10月13日の大会は開催されます。RIZINも開催日を二日間にして、同日開催になるような話も聞きます。日本の格闘技が元気になってきているように感じるし、実際にビックイベントがぶつけ合うような状況に、気を引き締めるとともに嬉しさを感じます。

 こんなチャンスは滅多にないのだから、皆で協力しあって、互いにいいイベントにしていけたら、いいなと思います。日本に住む人間で、日本の格闘技で育って、日本の格闘技が好きだから。

 自分にできることは変わらずコツコツとやっていきます。今日も練習とコツコツ取材受けたりするぞ。

文/青木真也(格闘家)

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日本人ファイター 激闘録 !
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青木真也の生きざまを見よ
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