宮崎謙介氏と金子恵美氏の"元衆議院議員"夫妻が22日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』に出演、自らの経験も交えながら、小泉進次郎衆議院議員と滝川クリステルさんの結婚の話題に言及した。
ともに2012年の総選挙で初当選、二階派に所属した2人。1期目に交際をスタートさせ、結婚したのは2期目のときのこと。金子氏が「こっそりデートしてました。それぞれ地元の京都と新潟から最終の新幹線で戻ってきて、東京駅で落ち合って」と明かすと、宮崎氏も「焼肉屋さんの個室に駆け込んで、30分くらいで食べて。お店の方も、"お客さんたち帰りましたんで…"と気を遣ってくれて。なんとなくウワサは流れていたようですが、浮かれているとか思われてしまいますし、聞かれても"仲がいいだけです。同じ派閥なんで"と、はぐらかすのが基本でした(笑)」と振り返り、総理への"結婚報告"についても語った。
「私たちの場合、まず二階先生に話をして、次に谷垣幹事長、そして安倍総理でした」と宮崎氏。金子氏は「安倍総理からは、"そうか。それはそれとして、選挙頑張れよ"と言われました。小泉さんとは立場も注目度も違いますが、私たちも官邸から出る時、何かあったのか、と記者の方々が寄ってきました。でも、官邸はそういう場ではないと思っていたので、"ここではすみません、また後で"と。私たちですら、ぶら下がりはやらなかったので、びっくりしました」と、小泉議員の"官邸ぶら下がり会見"をチクリ。
また、宮崎氏が「結婚してから知ったんですけれど、親友だと思ってた議員が、こっそり(金子氏に)会って、宮崎とは結婚しない方が良いぞ"と言っていていたみたいで(笑)」と話すと、橋下氏が「国会議員って信用できるの?」と切り込んだ。
すると宮崎氏は「一回落ちた後、みんな優しくなってきて、みんな寄ってくるようになりましたけど、今考えると親友だと思っていた議員にネタを売られたこともありました。一番驚いたのが、女の子のいるカラオケのお店で、僕が胸のところにマイクを挿して歌っていたと報じられたこと。それは横にいたヤツがやっていたことなのに」。金子氏も「夫はこういう性格なので、人を信じ込んでしまうことがあるんです。だからあの時、潮が引くように人が引いてしまったり、近いと思っていた人に限ってネタを出したり…」と証言した。
橋下氏は「政治家というのは戦国武将と同じで、何が何でも自分が当選して生き残らないといけないからね。それが本質。だから一般人と同じ感覚では耐えられないし、俺も無理やったわ。”ここまで汗を流して頑張ってんのに…”と思っていても、そんなこと関係なしにサーッと去っていく。そういうことをしても平気な世界だから」と嘆息。
宮崎氏は「その意味では、小泉さんはお父様から政界の怖さを聞いてしっていたので、"鉄仮面"と呼ばれるくらいだった。携帯番号も教えない。一方、僕は"ひょっとこのお面"だったんですよ。いつも本音で言っていたから。そもそも進次郎さんって、羨ましい人なんですよ。もちろんご本人の努力もあるけれど、親父は総理で、選挙期間中に地元に帰るのは一日だけで、あとは他の候補の応援に行っている。それでも圧勝ですからね。結婚についても、モテすぎるから選べないんだろうと思っていたら、クリステルさんですからね。永田町界隈では"羨ましい、いいな小泉さん"、”ここまでか…!”と、腸が煮えくり返ってる人は多いと思いますよ(笑)。たしかに世の中の人々も応援しているし、"これによって総理が近づいた"と報じられてもいますが、永田町の論理から言えば、これで国会議員票が流れてくるとは限らないと思います。小泉さんがそこに行けるかどうかは、”鉄仮面”を”ひょっとこのお面”に変えて、皆さんと酒を酌み交わしたりしないといけないですね」と話していた。(AbemaTV/『NewsBAR橋下』より)