8月26日、劇団 EXILE『勇者のために鐘は鳴る』舞台製作発表が都内にて行われ、メンバーの青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、鈴木伸之、町田啓太、小野塚勇人、SWAY、八木将康、佐藤寛太が出席した。
2020年にLDHが開催する6年に一度のエンタテイメントの祭典『LDH PERFECT YEAR 2020』の幕開けとともに、劇団 EXILEメンバー9名が初めて全員で出演し、自ら原案プロデュースを務めるという、新たな試みに挑戦する舞台『勇者のために鐘は鳴る』。気づけばゲームの世界に入っていた9人の男たちが、元の世界に戻ろうと勇者になり、モンスターを倒しながらゴールを目指す物語。現実世界でそれぞれ悩みを抱えていた彼らは、冒険の中で大切なことに気づいていく。
9人そろっての初公演について、青柳は「こんなに一緒にいるのに9人で舞台をやるのは初めて。それぞれ活動してきて歌やプロデュース、本を書いたりしたのを活かして、いい舞台でみんなを楽しませられたら」と意気込んだ。鈴木も、「脚本の意見交換を週1~2回して、すごくいいものができあがりそう。個人的には舞台をやらせてもらうのが6年ぶりなので、正直足がすくんでおります!」と言えば、青柳から即「嘘つけ」と突っ込みが入り鈴木も「嘘です(笑)」と息の合った様子で、会場を和ませていた。
すでに活発に意見交換しているということだが、演出面では様々な“驚き”が盛り込まれている様子。例えば、「ワイヤーで下手から上手に(八木)将康さんが飛ぶとかのアイデアもある!」というとんでもない仕掛け案が飛び出すと、鈴木が「ACTシアターの外を飛んでいる可能性もある!」とさらにハードルを上げた。最初は否定していた八木だったが、最終的に「皆さんが求めているなら全然やります(笑)!」と前向きな姿勢も見せていた。
製作発表後の囲み会見では、最近の9人の諸事情についてワイワイ話が及んだ。9人でやりたいことを聞かれ、佐藤が「キャンプに行きたい!」と言えば、鈴木が「キャンプやりません、って(LINEのグループで)言ったら、誰からも返ってこない!既読、全員ついてるのに(笑)!」と憤慨しながらも、誰もフォローを入れず笑って流すメンバーら。
さらに「久しぶりに会って変わったな、と思うことは?」という質問が記者から飛ぶと、八木が「日焼けしたメンバーが…」と言い、特に真っ黒になっている青柳や小野塚、佐藤を指す。青柳は「そうだね」と素直にうなずくも、佐藤は「地黒なので!」と朗らかに笑った。また金髪にひげ姿と雰囲気が様変わりした町田の様子に触れると、町田は「舞台のときにはもっと派手にいきたいです!」と妙なテンションの高さも見せていた。
『勇者のために鐘は鳴る』は東京・TBS赤坂ACTシアターにて2020年1月24日~2月2日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて2020年2月13日~2月16日にて上演。
取材・文・写真:赤山恭子