歌手の五木ひろしが5日、都内で歌手生活55周年を祝うパーティー『感謝の響宴』を行なった。

1965年に『松山まさる』としてデビューした五木だが、ヒット曲に恵まれず、1971年に4つ目の芸名『五木ひろし』として再出発。デビュー曲「よこはま・たそがれ」がミリオンヒットとなり、初の紅白歌合戦の出場を果たした。五木は「多くのみなさんの支えによって今日まで歩いてこれたという、感謝の気持ちをこのパーティーで皆さんにお伝えしたい。この55周年という、僕自身の歩みも振り返りながらも、新しい時代もまた精一杯頑張っていきたい。そんな思いであります」と感謝を述べた。

パーティーでは発起人の森喜朗元総理と小泉純一郎元総理が祝辞を述べ、演歌歌手の北島三郎が鏡開きの発声を担当した。北島は「(五木さんは)何か光るものというか、引っかかるものを持っていた。俺たちはお互いに、これでいいという完成がないから、遥かな道をこれからも切磋琢磨して、時には張り合いながら、頑張りながら歩いて行こうじゃないかという事ですよね」とコメント。政界や財界をはじめ、各界から555人が出席する華やかな会となった。
また五木は、なかなかヒット曲に恵まれなかった下積み時代を支えてくれた亡き母親について、「親孝行も少しはできたのではないかと思います。他界して17年になりますけれど、きょうも天国から『おめでとう』と言ってくれていると思います」と思いを明かした。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)

