地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、女優の岡本夏美、モデルの中野恵那、お笑いコンビの霜降り明星が出演。今回は「キャパオーバーで飛んじゃった先生」として、キングコングの梶原雄太が登場した。
相方・西野亮廣とともにキングコングを結成し、デビュー後すぐに超売れっ子芸人となったものの、キャパオーバーで失踪してしまった梶原。心身症と診断されるも、仲間の助けもあってなんとか芸人に復帰できた。
しかし現実は厳しく、失踪が原因で持っていたレギュラーは「はねるのトびら」以外すべて終了。その後もなかなかメディアへの露出はかなわない状況だった。
すると、西野が突然「倒したい奴いるか?」と問いかけてきたという。梶原が答えられずにいると、西野は「俺、ウォルト・ディズニー倒したい」と言い出した。
西野の言葉の意味が分からなかった梶原は「俺が休んだせいで西野がおかしなってもうた……」と心配に。しかし、そんな心配をよそに、西野は絵本作家としての評価が急上昇。一方で梶原はピンの仕事で上手くいかず、テレビからほぼ消えていた。西野は自分が成功していながらも、梶原に合わせて漫才の仕事を続けていたという。
そんな状況に、梶原は「西野の足を引っ張ってる」と嫌になり、復帰から10年経ったある日、芸人引退を決断。
当時はすでに結婚し、子どもも3人いたため、引退することを妻に伝えた。すると妻は「あなたの決めた道に進んでいくよ」と肯定してくれたが、「でも1つだけ言わせて。私はもったいないと思う」と言われたという。
その一言が梶原に刺さり、「もうちょっとだけやってみようかな」と思えるように。妻の言葉が、芸人を続けるきっかけになったという。