俳優の北村匠海が9月12日、AbemaTVの声優トークバラエティ「声優と夜あそび」に生出演した。自身が声優を務めたオリジナル劇場アニメ「HELLO WORLD」(9月20日より全国公開)について語った。
声優の浪川大輔(「ルパン三世」石川五ェ門役や「BLEACH」ウルキオラ・シファー役など)と佐藤拓也(「ジョジョの奇妙な冒険」シーザー・アントニオ・ツェペリ役や「刀剣乱舞」燭台切光忠役など)が木曜MCを担当する「声優と夜あそび」に北村がゲスト出演した。ガンダム好きを公言する北村は、「機動戦士ガンダム」シリーズへの出演経験がある浪川と佐藤を前に少々緊張した様子だった。21歳とは思えない濃いガンダム愛で、浪川と佐藤を驚かせる一幕もあった。
「HELLO WORLD」の予告映像を見た浪川は、「本当に良い声。ピュアなイメージがビュンって入ってきますね。ステキだわ」と北村の演技を称賛した。北村にとっては、今回が念願かなっての声優初挑戦。「改めて声優さんってマジですごいなと思った。声だけで何もかも表現しないといけない。声だけだと、自分が想定している感情と違う伝わり方をしてしまったりする。息遣いやら、物がぶつかってきたときの『うわっ』みたいなのとか……もう大変!」と声だけの演技の苦労を振り返った。
とくに「ウヒー」というセリフに苦戦させられたそう。プレスコ(先にセリフを収録し、芝居に合わせて映像を作っていく手法)での収録だったため、「目の前にマイクだけがある空間で、何で自分にスイッチを入れようか」と悩んだことを明かした。北村が「今まで見てきたアニメの中に『ウヒー』っていうセリフはたしかにあった。ただ、そこに達することのできない自分がいる」と語ると、浪川は、「コメディだとなんでもイケるけど、けっこう真面目な作品で『ウヒー』って台本に書かれると、それはさすがに困る」と難しさに共感を示した。浪川は、「北斗の拳」の叫び声のエピソードを挙げて、「なんでもありみたいな感覚になると意外といけるんじゃない?」とアドバイスを送り、佐藤も「『こうじゃないといけない』って考えはそんなに持たなくていいかもしれない」と続けた。
佐藤が「今後も声優やるなら、こういうのがやりたいなっていうのはありますか?」とたずねると、北村は少し考えた後に「まずガンダムには乗りたいです。僕が見ていた『NARUTO』や『銀魂』のように、非日常的な世界観の作品をやってみたい」と答えた。
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