サーフィン・村上舜、五輪切符をほぼ手中 「五輪出場が目標だったので楽しみ」
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 15日、宮崎県宮崎市木崎浜海岸で行われているISA(国際サーフィン連盟)主催の『ISA World Surfing Games』9日目で、波乗りジャパンの村上舜がリパチャージ(敗者復活戦)10のヒート1でインドネシア代表・和井田理央との直接対決を制して1位で勝ち残りを決めた。一方の和井田が同ヒートで3位となり今大会敗退が確定したことを受け、村上はアジア最上位枠での東京五輪出場への切符を暫定的に手中に収めた。

 東京五輪の前哨戦と位置づけられる世界最大級のサーフィンコンテストで55カ国240名のトップサーファーが集結した今回は、東京五輪の選手選考に関わることに加え、これまで未参加だった世界のトッププロが参戦することでも注目を集めている。

 南海上にある熱帯低気圧の影響もあり、波のサイズが大きくも整わない難しくタフなコンディションの中、果敢に攻めた村上は2本のライディングの合計を14.13ポイントと伸ばして1位で通過。一方の和井田も善戦したが合計11.64ポイントにとどまり敗退が確定した。ヒート終了後に両選手は何らかの言葉を交わすと、健闘をたたえ合うようにハグをした。

 その後にインタビューに応じた村上は、ここ数ヒートで五輪出場のアジア枠を争う和井田と戦ってきたことについて「(アジア)枠のこと、オリンピックのことは全然考えていなかった。この試合、この大会でメダルを獲ることを考えていた。少しでも上に行けるように頑張りたい」とまずは今大会への集中を口にしたが、オリンピック出場の可能性が高まったことについて問われると「それが目標だったので楽しみ。出場できたら」と笑顔で話した。

 なお村上の五輪出場可否は、来年開催される『ISA World Surfing Games』における他の日本人選手の結果次第で正式決定となる。9日に行われた大会3日目には、女子日本代表の松田詩野が同条件での東京五輪出場をほぼ確定させている。

(C)AbemaTV

【映像】村上舜、東京五輪をほぼ手中/大会9日目の様子

2019 ISA WORLD SURFING GAMES 9日目
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【動画】波乗りジャパン のライディング集
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