15日、宮崎県宮崎市木崎浜海岸で行われたISA(国際サーフィン連盟)主催の『ISA World Surfing Games』で、波乗りジャパンの村上舜がサーフィン界の“キング”ことケリー・スレーター(アメリカ)を撃破。見事ファイナルに進出して世界4位の快挙を成し遂げ、サーフィン東京五輪代表「内定」に自ら花を添えた。
世界のトップサーファーが集結した今大会で躍動した村上は、リパチャージ(敗者復活戦)10のヒート1でインドネシア代表・和井田理央との直接対決を制し、「アジア最上位枠」での東京五輪出場「内定」を勝ち取った。さらに続くリパチャージ12のヒート1では、サーフィン界の“キング”ことケリー・スレーターを上回る2本のライディング合計14.67ポイントをあげ、会場が騒然となる“ジャイアント・キリング”を演じてみせた。
ファイナル進出を果たした村上だったが、金メダルを獲得したイタロ・フェレーラ(ブラジル)の「パーフェクト10」ライドの前に力及ばず4位。しかしヒート後、会場に詰め掛けたファンの大歓声が村上の健闘を称えた。
なお村上の五輪出場可否は、来年開催される『ISA World Surfing Games』における他の日本人選手の結果次第で正式決定となる。9日に行われた大会3日目には、女子日本代表の松田詩野が同条件での東京五輪出場をほぼ確定させている。
「ファイナル結果」
1位 イタロ・フェレーラ(ブラジル)17.77ポイント
2位 ガブリエル・メディナ(ブラジル)14.50ポイント
3位 コロヘ・アンディーノ(アメリカ)13.80ポイント
4位 村上舜(日本)11.74ポイント
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