地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。特別企画「しくじり学園 お笑い研究部」では、宮下草薙がゲストとして登場した。
番組には、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、アルコ&ピース、黒木ひかりらが出演。「バラエティで爪あとを残す」というテーマで、芸人としてのスキルを磨いていく。今回は、ドッキリ番組で対応するためのノウハウを学ぶ。
まずは宮下草薙がドッキリにチャレンジするも、令和史の中で伝説に残る“地味すぎるリアクション”で、グダグダな結果に終わってしまった。そこで先輩芸人らがお手本を見せることになり、宮下はオードリー・若林とアルコ&ピース・平子を指名。
自然な感じを装って楽屋に入る2人。平子がイスに座ろうとすると、座面が外れるドッキリがあった。もちろん、先ほど宮下草薙の“ドッキリ”チャレンジを見ていたため、仕掛けは分かっている2人だが、平子は「なにこれ!?」としっかり困惑。そんな平子に若林は「ダイエットしないと。俺はダイエットして5キロくらい痩せたから」と声をかけ、自信満々にイスに座ろうとする。もちろん座面は外れ、若林はお尻からスッポリとイスの枠にはまった。
動けない若林を助けようとする平子に、若林が「ゆっくり倒して」と頼むも、平子は手元が狂って勢いよく倒してしまう。ボケとツッコミを織り交ぜた2人のリアクション芸に、見ていた吉村らは「見事! 素晴らしい」と絶賛。
2つ目のドッキリ「ブーブークッション」の音が鳴らない“不発アクシデント”があったが、何事もなかったように演技を進める若林と平子。わさび入りご飯の弁当を食べた平子は「辛い辛い!」とパニックになりながら水のペットボトルを開けようとするが、キャップが開かない仕様になっているため水が飲めない。
若林も開けようと試みるが開かず、各所の設置カメラに視線を送りながら「どうなってんのよこれ?」とリアクション。わざとらしいボケに、スタジオで観ている吉村も「ドリフのバカ兄弟?」とツッコミが止まらない。
次に若林は「ご飯が辛いならおかずだけにするわ」と言いながら、自分でわさびをおかずに塗り、ひと口食べる。しかし、あまりの辛さにおかずを勢いよく吐き出し、スタジオの笑いを誘った。
スタッフが絶妙なタイミングでロッカーから飛び出てくると、平子は腰を抜かして驚き。スタッフが退室すると、若林と平子は呆然とドアを見つめた。これにはハライチ・澤部も「いい顔する!」「リアルな余韻」と高評価だ。
ここで、宮下草薙のドッキリチャレンジでも現れた水着姿の“お色気女性AD”が入ってくるが、先ほどとは違い、今回は白髪交じりの男性“新人AD”も一緒に登場。
持ってきたわさび入りシュークリームを咥え、平子にも食べるよう促す新人AD。平子は抵抗するも、無理やり頭を掴まれ、ポッキーゲーム風に食べ合うはめに。
すぐにわさびの辛さが襲ってきて吐き出すが、水が飲めずてんやわんや。ハプニングが連続する中、最後に平子が「めちゃくちゃな楽屋じゃねーかよ!」と叫び、お手本ドッキリを終えた。
スタジオメンバーたちは「お見事!」と2人の演技を大絶賛。AbemaTV視聴者からも「わかってても面白い」「表情の作り方がうまい」「とにかく貴重なモノを見た」などの絶賛コメントが相次いだ。しかし、宮下草薙の特訓にはならなかったため、若林は企画をやり直すと宣言。次回の「お笑い研究部」では「箱の中身はなんだろな?」など、今回とまた違った手法でリアクション芸を学んでいく予定だ。