橋下氏、SNSのデマ拡散に「1クリックだからセーフ、という主張は通らないと訴えていく」
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 橋下徹氏がジャーナリストのリツイートによって名誉を傷つけられたとして慰謝料などの損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は12日、橋下氏の主張を認めジャーナリスト側に慰謝料の一部支払いを命じた。19日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』で、橋下氏本人がこの問題について自らの考えを述べた。

 「フォロワーがたとえ100人や200人だったとしても、さらにそのフォロワーが拡散すれば、あっという間に広がってしまう。僕についても"橋下は大阪府知事時代に職員を自殺に追い込んだ"という情報がTwitterの中で広がっていった。組織の中で自殺者が出たのは間違いないけれど、僕が追い込んだというのは完全なデマだった。しかし、18万人のフォロワーがいた、あるジャーナリストがRTした。僕に対して批判的なことを言うのは良いし、なんでもかんでもアウトだと言うつもりはないけれど、それは行き過ぎだろうということで、僕は訴え、そして勝った。もちろん一審だから、これからひっくり返るかもしれないし、"リツイートくらいでなんなんだ"と言われるかもしれないが、僕は"1クリックだからセーフ"という主張は通らないと思っている。なぜなら、ビラを作って配るときには、ちゃんと注意するはずだ。みんなが簡単にクリックして発信できるツールを手に入れてしまったが、同時に責任が軽くなるとういうことはない」。

橋下氏、SNSのデマ拡散に「1クリックだからセーフ、という主張は通らないと訴えていく」
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 橋下氏はその上で「もちろん言論の自由は保障しないといけないから、なんでもかんでも規制しないといけないというわけではない。リツイートするときに"これはちょっとやりすぎじゃないですか"とか、"信じられないですねとか"、引用して意見を付したものだったら議論にもなるし、基本はセーフ。政策論であればいくらキツく言われたとしても反論するところはすればいい。でも、職員を自殺に追い込んだ犯人だ、と決めつける投稿は議論ではない。"俺じゃない"と主張したところで証明もできない話だ。これからこういう訴訟は増えてくると思うし、そこは線を引かなければいけない」と話していた。

 ゲストの古坂大魔王は、少年事件の犯人だとするデマが拡散、10年以上にわたって誹謗中傷され続けた同世代のお笑い芸人・スマイリーキクチのケースに触れ、情報を発信・拡散する前に、真偽を確かめる癖を付けることが必要だと訴えた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

▶動画:古坂大魔王を招いてのトーク(期間限定)

ゲスト:古坂大魔王
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▶9月26日(木) 23時~ゲスト:ひろゆき

ゲスト:ひろゆき
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ゲスト:田村淳
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ゲスト:宮崎謙介・金子恵美夫妻
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