前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

 2016年4月にリリースされたシングル『サイレントマジョリティー』で鮮烈なデビューを飾り、以後、独自の雰囲気を湛えた楽曲やMV、ライブパフォーマンスでアイドルファン以外にも支持を広げてきた欅坂46。メンバーは怒涛の日々の中、既存のイメージにとどまることのない、新たなアイドル像を模索してきた。

 1期生の一人で、20歳の小池美波もまた、グループの一員としての自分と、個としての自分に悩みや葛藤を抱えていたという。2015年8月の結成から丸4年。昨秋加入した2期生を加えた3度目の全国ツアーを終え、初の単独写真集『青春の瓶詰め』をリリースした小池に、欅坂と自らの"いま"について話を聞いた。

■背中を押してくれたTAKAHIRO氏の言葉

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

 セットリストや演出を通じ、物語を作り上げていくかのような欅坂46のライブ。フォーメーションを固め、研ぎ澄まされたパフォーマンスが醸し出す空気感に魅了されるファンも多い。8月16日のゼビオアリーナ仙台での3公演を皮切りに、横浜アリーナ、大阪城ホール、福岡国際センター、そして先週19日に東京ドームでの追加公演で幕を閉じた全国ツアーのセットリストは、ライブでおなじみの楽曲も多かった。しかし、小池はそれでも緊張感は大きかったと話す。

小池:仙台公演の初日は"みなさんに届けたい"、という気持ちも大きかった反面、"間違えないようにしなきゃ"という気持ちも強くて。公演をやりきるということに精一杯になってしまった部分もありました。でも公演が一つずつ進むごとに自信も付いてきましたし、逆に"ここはもうちょっとこうしたいな"と、課題を考えられる余裕も出てきました。自己評価して、"今日は昨日の自分を超えたい"って、そんな気持ちで臨んでいました。

ーーやはり関西での公演には特別なものがありますか?

小池:2017年、2018年の全国ツアーの関西公演では地元・神戸が会場になっていましたが、今回の大阪城ホールは、実は私が初めてライブを観た場所です。もちろん、そのステージに立つなんて、全く想像もしていませんでした。本当に嬉しかったです。神戸でのライブがなかったことは少しさびしくもありましたが、2日間、全てのお客さんの表情が見られたらいいなと、隅々まで見るように心がけていました。

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

センターの平手友梨奈が不在の状態で迎えた『欅坂46 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』や、同年のツアー千秋楽で代役を務めた『二人セゾン』のパフォーマンスはファンの間で話題を呼んだ。今回のツアーでは平手が右ひじ負傷のため参加を見合わせたため、やはり『二人セゾン』のセンターは小池が務めた。リハーサルでは、グループの振り付けを担当するダンサーのTAKAHIRO氏の言葉に助けられたという。

ーー『二人セゾン』への思い入れはとても強いのでは?

小池:強いです。ただ、私がセンターを務めることになってからも、センターに立っている自分自身がなかなか受け入れられないというか、平手が作ってくれた世界観をどう再現すればいいのか、しばらく悩みました。そんな時、TAKAHIRO先生が"小池のセゾンが観たくて選ばれたんだから"と言ってくださって。それで、"そうか、平手と比較するんじゃなくて、今までの自分と比較して、私のセゾンを作ればいいんだ"という気持ちに切り替えることができました。今回の全国ツアーで自分の思いが届いていたら嬉しいなと思いますが、みなさんどうだったでしょうか?。

■2期生の加入で生まれた新しい感情

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

この1年、グループを離れて新たな道に進むメンバーも出でてきた一方で、去年の秋には9名の2期生を迎えることになった。1期生にとって、この2期生の存在は大きいという。

ーーおなじみの楽曲もフォーメーションを再構築しなければなりません。苦労もあったのでは?

小池:2期生と初めて一緒にライブでパフォーマンスをしたのは、4月の『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』大阪公演でした。リハ中に泣いてしまうメンバーもいるくらい、みんな緊張していました。"合格前からずっと欅坂が好きでした"って言ってくれる、謙虚すぎるくらい謙虚な子たちなので、やっぱり卒業していったメンバーのポジションに立つことに対して、"どうしたらいいんだろう…"って考え込んでしまう場面もあって。まだ自分を出すというよりも、ただ"やりきる"ということに一生懸命だったんだと思います。でも、今回の全国ツアーの映像を見ていると、"みんな別人!?"というくらい、同じ曲でも表現が変わっていて。この半年で、それぞれが歌詞を読み込んで研究して、自分なりの解釈を見つけたのかなって思います。一緒にやっている中で、私たち1期生にも新しい発見があって、その意味でも2期生の存在はとても大きいです。

ーー7月の『欅共和国2019』では、むしろ楽しそうにしている姿も印象的でした。

小池:すごく嬉しいことですし、成長するスピードが早いので1期生としても焦るくらいです。

そんな1期生は東日本出身ばかりで、関西人は今は小池1人だけ。それが2期生は西日本出身が中心で、しかも大半が関西人だ。

小池:私は上京してから関西弁が抜けてきちゃってるので、"そこは絶対に守ってね"って言っています。"すでに抜けてきてるんですよ~"って言う子もいますけど(笑)。楽屋でも関西弁が飛び交うようになって、安心感、地元感が半端ないです。私は会話の輪の中に入るというより、"今の若い子たちはこういう話題で盛り上がるんだな~"って、そっと聞き耳を立てて楽しんでいます(笑)。

■自分らしさを探し、殻を破ろうとした日々

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

実は昭和歌謡や80年代アイドルの知識が豊富で、欅坂46のオーディションで歌ったのも石川ひとみの「まちぶせ」だったという小池。今年は小学生の頃から聴いていたというYMOの40周年企画にもコメントを寄せ、細野晴臣とも共演を果たした。2017年春からは『ザ・ヒットスタジオ』(MBSラジオ)で吉田照美氏ととともにレギュラーに起用され、個性を発揮し続けている。

小池:グループで活動するときには、"他のメンバーが喋っている時には入っていかないほうがいいかな"とつい考えてしまって、自分らしさを出すタイミングを逃してしまうこともありました。そういった反省もいかして、ラジオのお仕事を頂いてからもっと自分を出そうと強く思うようになりましたし、照美さんも私の得意な部分を引き出そうとしてくださいます。"欅坂46って、こういう子もいるんだ"と知っていただけたら嬉しいですね。

ーー最近、80年代っぽい曲が若い人の間で再び盛り上がっているようにも思います。ようやく時代が追いついてきた?(笑)

小池:地元の友達とカラオケに行っても、昭和歌謡や80年代アイドルを歌うのはいつも私一人でした。それが最近では一緒に歌ってくれるようになってきましたし、メンバーが昔のアイドルさんの曲を口ずさんでいることがあって。やっぱり「おっ?」と思いますよね(笑)。それで私が別の曲を勧めると、家で聴いてくれますし。皆さんに魅力をわかっていただけると嬉しいですし、素敵な曲がいっぱいあるということをもっともっと知ってほしいです。そのための活動もどんどん続けていきたいです(笑)。

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

ーー関西弁が消えつつあるとはいえ、その声質とイントネーションに癒やされているというファンも多いのでは?乃木坂46秋元真夏キャプテンも「キュートな声」だと(笑)。

小池:え~!(笑)。出演したラジオ番組は必ず聞き返していますが、実は自分の声が全く好きじゃなくて、いまだに慣れないです。いつも途中で嫌になっちゃって。"うう~"って。でも、確かにファンの方やメンバーたちは、私の声をいじりながらも好きだよって言ってくれます。それなら、まぁいいかって(笑)。

ーー癒やしと言えば、ブログの冒頭には「今日も一日お疲れ様です」という一文を入れていますが、それもこだわりですか?

小池:朝や夜の時間帯に読んで下さっている方も多いと思うんです。やっぱり、皆さんそれぞれ色んな一日があって、その中で私のブログを見に来て下さっているんですよね。それだけでも嬉しいことなので、初期から必ず入れるようにしています。でも、あんまり気づかれてないのかなって(笑)。実はもう一つ、"こんばんはいらんど"、"こんばんはむえっぐ"みたいに、"こんばんは"の後に何を入れてくるか、そこが気になっている方が多くて(笑)。それでも、この「お疲れ様です」は絶対に守りたいですね。

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

衣装は、カラフルというよりも落ち着いた色調で統一されることも多い欅坂46。そんな中で、小池は髪の色を大胆に変えたことがあった。

ーー金髪になったことに驚いたファンも多かったと思います。何か心境の変化というか、表現したいことがあったのですか?

小池:『ガラスを割れ!』が発表された時、"一人だけ世界観に入りきれていない子がいる"というコメントを目にしました。確かに、まだまだ怯えているというか、どうしたら感情移入ができるか、迷いがありました。そこで、欅坂に入っていなかった小池美波だったら絶対にやっていなかったことは?と考えてみました。そこで出てきたのが、"金髪"という考えでした。それが髪を明るくした理由です。"もう少しこうしたいんですけど、どうしたらいいですか?"と、TAKAHIRO先生やスタッフさんに聞きに行くことができるようになりましたし、歌番組に出させていただく時にも、その瞬間に見た方の印象に残ることができたらいいな、という発想で臨むようになりました。

ーー今は黒髪に戻りましたね(笑)。そんな試行錯誤のこの1年だったと思いますが、20歳の節目も迎えました。

小池:10代の頃は自分の事だけで精一杯でした。でも20歳になって、まず周りのことを考えてから、と。あとは、服や言葉遣いも大人っぽくなったかなって。本を読んで、もっと語彙力を付けたいです(笑)。

■”私自身も知らなかった私も詰まった”初ソロ写真集

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

そんな中で舞い込んだ、ソロ写真集という仕事。「他のメンバーと一緒のときも、あまり前に出られない感じがありました」と、カメラの前に立つことに苦手意識もあったというが、どんな気持ちで取り組んだのだろうか。

ーー個人の活動の中でも、特に自分自身が出るものです。

小池:スタッフさんから「写真集を出すことが決まりました」っていう連絡を頂いた時は、"絶対、これは夢だ!ドッキリだ!見なかったことにしよう"という感じでした(笑)。それから何日か後で正式に説明を頂いて、"夢じゃなかったんだ!"と。同時に不安な気持ちが出てきて。そもそも"欅坂の小池美波"って言われても、まだまだご存じない方も多いでしょうし、私なんかが写真集を出してもいいのかなって…。打ち合わせを重ねて、ロケ地やスケジュールなど具体的なことが決まっていく中で、私の緊張感は増していく一方でした。ロケに出発する前日が握手会だったんですけど、「いつかソロの写真集が見たい」って言って下さるファンの方がいて。"あっ、明日からだ!"って。もちろん情報解禁前なのでその方には何も言えませんでしたが、大丈夫かなあ、喜んでくれるものができるかなあと、さらに心配になってしましいました(笑)。

でも、現地に着いたら、すぐに不思議と前向きな気持になれました。スタッフの皆さんがすごく温かい方々で、私がリラックスして撮影に臨めるように環境を作って下さったおかげで、カメラをあまり意識することなく、とても自然な表情が出せたと思います。

私としては観ていただく方が一緒に旅をしているような、ウキウキした思い出みたいな、そんな写真集になればいいなあって。そういうことを考えながら過ごしていました。すでに写真集を出しているメンバーは大人っぽい表情もしていましたし、私もギャップを出せたらなって思ってはいたんです。でも、実際は照れくささが隠しきれなくて…(笑)。そういう瞬間も楽しんでいただけたら。

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

ーー女性の方が見ても楽しめる写真集にしたいと思いました?

小池:女性ファンの皆さんは、いつも私のことをすごくかわいがってくださいます(笑)。写真集のことが発表された時、「下着や水着もありますって!どうしよう、みいちゃんのそういう写真を見るのは恥ずかしい」というようなメッセージを下さる方が多くて。でも、カメラマンさんも女性の方でしたので、女の子にも見ていただきやすい一冊に仕上がったと思います。衣装も25種類以上着させていただいたので、お洋服もポイントです。

ーー撮影中の思い出深いエピソードはありますか?

小池:大人も子どもも、優しい方がいっぱいの街でした。上海動物園でペンギンを眺めていた時のことです。小さな女の子が私のところに来て、一生懸命に説明をしようとしてくれて。中国語だったので何を言っているはわからなかったんですけど、その姿が本当に可愛くて。なんて素晴らしい絵なんだろうと。

ーー『青春の瓶詰め』というタイトルを聞いた時は、どんなことを思いましたか?

小池:"すごくきれいな言葉だなあ"って思いました。この一冊に、20歳という節目を迎えても、まだ大人になりきれてない、10代の名残りもありつつ。みなさんが知っている私から、私自身も知らなかった私までがギュッと詰まっていると思います。すごくピッタリのタイトルです。

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

一週間の撮影を終え、カメラの「衣装や景色に合った表情が前より少しだけできるようになったような気がします」と、また一つ、手応えを感じた様子を見せた小池。最後に、「この写真集を大好きな昭和歌謡に例えるなら?」と尋ねてみた。「う~ん…」と、しばらく考えた末、「松田聖子さんの、『青い珊瑚礁』です」と照れ笑いした。

スタイリスト 優哉(A.K.A.Co.,Ltd)

ヘア&メイク 新山知佳

衣装 haupia (03-3249-8914)

Photo 藤木裕之

Text 大谷広太

■プロフィール

小池美波(こいけ・みなみ)

1998年11月14日生まれ。B型。兵庫県出身。欅坂46一期生。ガーリーなルックスとラブリーな声が魅力的な一方で、両親の影響で昭和歌謡好きという意外な一面も持つ。毎週火曜日25:00~のMBSラジオ「ザ・ヒットスタジオ」では吉田照美氏とともにパーソナリティーを担当。

欅坂46の楽曲では「二人セゾン」「ガラスを割れ!」「黒い羊」でフロントメンバーを務める。

■書籍情報

前に出るのも苦手だし、自分の声も嫌いだし…欅坂46小池美波が”私らしさ”を見つけた瞬間

タイトル:小池美波1st写真集『青春の瓶詰め』

発売日:2019年9月25日(水)

仕様:A4判/ソフトカバー/オールカラー144ページ

定価:本体1800円+税

公式ツイッター:@minami_gentosha

公式インスタグラム:@minami_gentosha

特設ページ:https://www.gentosha.jp/series/koikeminami/

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