ヤクルト・横浜DeNAで計14年間プレーし、昨年引退した田中浩康氏(37)が、302犠打を記録したバントについて、プロ入り後「バントが上手くなれば、バッティング技術も上がると教わった」とエピソードを披露した。
田中氏は9月29日、AbemaTVの六大学野球の中継に解説として登場。現役時代は好守備に、打線のつなぎ役として活躍した。現在は母校である早稲田大学の大学院生となり、スポーツマネジメントなどについて学んでいるという。試合中、バントのシーンを迎えると実況からプロ時代について質問を受け「プロに入ってから、いろいろ教えてもらいましたね。教えてもらうというか、技を盗むというか」と語り、ヤクルト時代の先輩・宮本慎也(48)、さらに相手チームでは犠打の世界記録保持者である川相昌弘(54)を手本にしたという。また現役では「青木選手とかは、間違いなく成功させる技術がある」と名を挙げた。
バントの名手の共通点については「上手い人は構えから違いますからね」と語ると、ボールの待ち方をバントから学べると指導されたという。打席では「一発で仕留めるというか、次のバッターにリズムを作るのは心掛けていました」とも話した。
(AbemaTV/スポーツチャンネルより)