撮影中にNGが出て、リテイクを求められると「ありがとうございます!」という感謝の言葉が口をついて出るという。現場は一瞬「?」という雰囲気になる。俳優の高杉真宙はその言葉の真意を「単純にもう一度チャンスをもらえたという気持ちで『ありがとうございます』。中途半端な演技でOKをもらうのはイヤだし、監督の納得の上で進んでいくのが理想だから」と説明する。ダメ出しされたり、怒られたりしてもポジティブに捉える。強いハートを支えるのは「まあ、いいか!」という魔法の言葉だ。