19日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送され、「解離性同一性障害」いわゆる多重人格者であるharu氏が、他人格の行動によって引き起こされたハプニングについて語った。

10人の人格が内在・多重人格者が語る苦労「別の人格が活動する時間が増え、自分の時間がなくなる」
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 幼少期から頭の中で別人格の声が聞こえていたというharu氏だが、高等専門学校(高専)在学時代に「解離性同一性障害」の診断を下されたという。

 haru氏によると「『解離性同一性障害』と診断されたことによって、他の交代人格はみんなそれぞれ『人格として認められた』って思い始めたんだと思うんですよ」と、今まで普通と思っていたことが「普通じゃない」と知ったことで、変化が起きたという。

 「そうすると、僕の時間がどんどんなくなっていく」と、自覚を持った人格の活動する時間が増えることによって、haru氏としての時間が減っていったそうで「記憶のない時間のほうが多くなっていくっていうのが、18、9、20歳は多かった」と振り返った。

 「よくわからない状態になって、そのまま学生生活を送るっていう」と苦笑するharu氏は「朝、僕が学校に行っても途中で“誰か”が(学校を)抜け出してしまって、授業に出席できなかったりとか。でもその記憶はないので、気が付いたら徒歩2時間かかる荒川にいる」と、別人格によって引き起こされたトラブルを告白。

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 そのときは所持金もなく、スマートフォンの地図アプリで「2時間」と表示されていたことから徒歩で移動してきたことを自覚したというharu氏。「帰ったのは僕(の主人格)だったんですけど、とばっちりがすごい」と嘆きながらも、他人格の行動にいら立ちはないのかと問われると「面白いなと思って。『なんで来たんだろう?』って」と、楽しむ様子を見せていた。

 さらにharu氏によれば、他人格がLINEなどで勝手にメッセージを送ることもあるそうで「文面が全然違って、句読点のつき方も変わったりしますね」と、人格が入れ替わることによってさまざまな変化があることも明かした。

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