10月25日ジャカルタで開催されたONE Championship「ONE:DAWN OF VALOR」に元UFCトップランカーのジョン・リネカー(ブラジル)が初参戦。4つの1RKOを含む5連勝中と“ONE屈指のパンチャー”であるムイン・ガフロフ(タジキスタン)と壮絶な殴り合いを演じた。

 今年夏にUFCからONE Championship電撃移籍を発表したジョン・リネカー。トップランカーにも関わらず出場回数の少なさから自ら直訴してUFCを離れ、ONEへの移籍を果たした。暇を持て余しペットショップでバイトしていたことも明かすなど、戦いを欲して脂の乗り切ったUFCファイターが、アジアでの覇権争いに名乗りをあげた。

 怪我もあったが「30カ月で4試合しか組まれないなら生活ができない」とMMAのトップリーグを捨てて臨んだ新天地での戦い。「石の拳」の異名を持つリネカーは、UFCでも卓越したハードパンチャーとして知られていた。一方、対戦相手のガフロフもここ5試合のうち4戦で1ラウンドKO勝ちというONE屈指のフィニッシャー。初戦にして、元UFC対ONEの打撃王同士の戦いを意識したマッチメイクである。

 ローキックで攻めるリネカーに対して振り回し系のフックと回し蹴りで対抗するガフロフ。序盤から派手な展開だ。豪腕のリネカーにガフロフも勢いのあるスーパーマン・パンチと打撃技術の高いONEのレベルで培ったスキルで真っ向勝負。ラウンド中盤には、接近戦での両者引かない殴り合い、ここは互角に渡り合ったガフロフだが、リネカーが放った強烈なミドルがボディに入ったことで動きが止まった。

 2ラウンド、打撃戦で不利とみたガフロフがテイクダウンを狙うが、リネカーがフロントチョークで対処。チョークを逃れたガフロフもケージ際の攻防で逆転をみせ、スタンドでの攻防では、ややスタミナ切れでスローダウン気味のリネカーへボディへのスピンキックで反撃に出る。流れはガフロフだが、回し蹴りなど大味なワザに精度は低く、決め手を欠いてラウンド終了。

 3ラウンドに入ると、大技狙いのガフロフと、コツコツと打撃でダメージを積み上げるリネカーの経験の差が明白になる。ガフロフもテイクダウンを狙うがケージ際でのリネカーの完璧なディフェンスになす術なし。派手な試合展開の末に、リネカーが判定3-0で勝利を収めた。

 リネカーの元UFCファイターらしい試合巧者ぶりが十分に発揮された試合の一方、ONE勢のレベルの高さを感じさせる打撃戦。ONEバンタム級といえば日本勢では修斗王者の佐藤将光なども参戦している。今後のタイトル戦線から目が離せない。

(C)AbemaTV

【映像】飛び出したスーパーマン・パンチ

ジョン・リネカーvsムイン・ガフロフ | 動画視聴は【Abemaビデオ(AbemaTV)】
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