石川県のJR西金沢駅前で計画されているライブハウス「Zepp」の建設を近隣住民が反対している問題で、11月4日に事業者の西松建設が住民説明会を開いた。
西松建設は、チケットの半券に商店街の特典をつけるなどの施策で地域活性化につながると近隣住民に説明し、2021年夏の開業を目指し計画を推し進めてきたが、近隣住民は治安の悪化や騒音、交通渋滞などの悪影響を懸念し、計画の白紙撤回を求めていた。
説明会後に取材に応じた建設反対派で地元住民代表の小松主税氏は「大多数の方は『心配』だとか『迷惑』だという意見でしたが、西松さんの説明は『迷惑な施設だとは思っていない』というもので、これだけ認識が違うんだなと(思った)」と、意見の隔たりを指摘した。
これに対して西松建設の鬼木光一課長は、「これまでは報道が先行して不安になっている方がほとんどだと思っています。ですので、建設中止という(意見)よりは、出来上がったときの不安の声がほとんどだと認識していますので、納得いただけるような施設を目指していきたい。反対の声ばかりではないと認識していますので、有意義な説明会になったと思っています」と、今回の説明会の意義を強調した。
住民代表の小松氏の「(西松建設とは)溝は逆に深くなったと思います」という言葉の通り、議論は依然平行線が続いている。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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